甘くフルーティーな香りのするマンダリンは、温州みかんの仲間であり、漢方薬として何千年にも渡り使用されてきました。
柑橘系の中でも温和な作用を持ち、心を落ち着かせ、睡眠を手助けしてくれます。
またニキビなどの肌の問題、吐き気、痛みの緩和などその効果効能は多岐に渡ります。
それでは、マンダリンオイルの7つの効果効能を見ていきましょう。
Contents
マンダリンオイルの効果効能7選!
①痛みや吐き気の和らげる
3万人以上の入院患者を対象とした2016年の研究によると、ラベンダー、ジンジャー、マジョラム、マンダリンの精油の単体もしくは組み合わせを吸入してもらったところ、患者は痛み、吐き気、不安を緩和したことが示されました。
特にマンダリンオイルは手術後の痛みを緩和する力が際立っていました。
そしてマンダリンオイルは不安の軽減に役立ち、吐き気の治療として非常に効果的であることがわかりました。
②肌を良くする
マンダリンオイルは、肌の細胞の成長を促す働きがあるため、ニキビ、傷跡、ストレッチマーク(妊娠線)のケアに役立ちます。
マンダリンオイルとキャリアオイルを混ぜ、肌に湿布してください。
③リラックス効果
マンダリンオイルは、リラックス効果があるため心を落ち着かせ眠気を誘うために、アーユルヴェーダや中国医学で使用されてきました。
動物実験において、マンダリンオイルは鎮静作用と抗不安作用があることが示されています。
④抗菌作用
マンダリンオイルは抗菌作用があるため、細菌、真菌、病原体から食品を守るため天然の食品保存料として検討されているくらいです。
研究では、リステリア菌や黒カビを抑制することが示されています。
⑤抗炎症作用
マンダリンオイルの主成分はリモネンであり、リモネンは強力な抗炎症作用があります。
リモネンは体の炎症を和らげることができる天然の成分として知られています。
神経を落ち着かせ、ストレスを和らげ炎症に対する不快感を緩和します。
⑥血液循環を良くする
マンダリンオイルは血液循環を良くする働きがあるため、肌を良くするだけではなく、関節炎やリウマチに対しても効果的とされています。
⑦抗癌作用
マンダリンオイルに含まれているリモネンは、癌の成長を抑制するのに効果的であると示されています。
マンダリンオイルは試験管内での研究において、肺と肝臓の癌の増殖を抑える働きがありました。
マンダリンオイルの副作用と注意点
マンダリンオイルの光毒性は弱いですが、皮膚にぬったまま紫外線を浴びると皮膚の組織の損傷やシミなどが残りますので、12時間は紫外線を避けて下さい。
人によって皮膚への炎症や刺激を起こす場合がありますので、パッチテストを行ってから使用してください。
また高濃度での使用も肌に刺激を与える場合がありますので避けて下さい。
肌に使用する場合は、ココナッツオイルやホホバオイルのようなキャリアオイルで希釈してから使用してください。
妊娠中、授乳中、子供の使用については、専門家または医師の指導のもとアドバイスを受けるようにしてください。
精油はペットにとっては良くない場合がありますので、ディフューザーを使う時はよく確認するようにしてください。
最後に
温かみのあるマンダリンオイルは、ニキビや傷跡を手助けしてくれ、痛み、吐き気、不安を和らげることができる精油です。
使い方はボトルから直接匂いを嗅ぐ、またはディフューザーなどを使い部屋に拡散することができます。
マンダリンオイルは、他の精油とも相性が良く使い勝手の良い精油ですので、一度試してみてください。
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