シナモンは何世紀にも渡り、世界中でスパイスや薬として広く使われてきました。
シナモンは世界最古のスパイスとして知られており、別名ニッキと呼びます。漢方として使う場合は桂皮と呼びます。
シナモンは抗菌作用、抗真菌作用、抗炎症作用があるため、インドのアーユルヴェーダや漢方薬で使用されてきた歴史があります。
その気品高い香りや甘みと薬効があるため別名、スパイスの王様とも呼ばれます。
漢方では、風邪、消化の改善、吐き気、下痢、月経の痛みに対して、5000年以上にわたって使用されてきました。
またエジプトではミイラの防腐剤にも使用され、古代ローマ人は咳や風邪の対策に使われていました。
シナモンはヨーロッパとアジアの間での取引は金より高価でした。
シナモンは様々な年代、国、人種によって広く利用されてきた歴史があります。
スパイスとしてのシナモンについては下記を見て下さい。
それではスパイスの王様の精油の効果効能を見ていきましょう。
Contents
シナモンオイルの効果効能10選!
①心臓の健康
シナモンオイルは心臓の健康促進に役立ちます。
2014年に行われた研究では、シナモンのエキスとエクササイズが悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすことがわかりました。
②血糖値の改善
2型糖尿病60人を対象とした研究では、40日間3種類の量(1g、3g、6g)のシナモンのサプリメントを摂取したところ、血糖値、中性脂肪、LDLコレステロール、総コレステロールが低下しました。
③喉の痛みを軽減する
シナモンオイルは、天然の抗菌剤、抗真菌剤、抗炎症剤、抗ウイルス剤として知られています。
いくつかの研究では、シナモンオイルは真菌による気道感染症の治療に効果的であることが判明しました。
喉の痛みを和らげ、免疫を高める作用があります。
④肌の良くする
シナモンオイルは抗炎症作用があるため、ニキビや発疹などを自然に抑えてくれます。
ココナッツオイルなどのキャリアオイルと混ぜ、肌につけることもできます。
また髪の健康にも役立つため、同じように頭皮マッサージもできます。
⑤ダイエット
シナモンは脂肪燃焼に役立つため、ダイエットする上で評判が良い食品のひとつです。
⑥天然の媚薬
シナモンはアーユルヴェーダでは、性機能を高めるために推奨されています。
動物実験では、シナモンカッシアの抽出物が性機能の改善が示されました。
⑦ピロリ菌を抑える
ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍などの胃の病気に関連しています。
ピロリ菌に感染している15人の患者に対して、1日2回40mgのシナモン抽出物を4週間服用したところ、完全までとは言えませんが減少することがわかりました。
⑧抗寄生虫作用
シナモンオイルは寄生虫の成長を抑制することが研究でわかっています。
Iranian Journal of Parasitologyに発表された2014年の研究では、ジアルジア症を引き起こす寄生虫に対してシナモンの抽出物が有望な治療薬になるかもしれないと述べています。
またマラリアを引き起こす原虫に対しても抑制効果を示しています。
⑨抗真菌作用
シナモンオイルに含まれている強力な抗真菌作用は、足指の爪真菌に対して有効です。
⑩消臭効果
ディフューザーで部屋に拡散することで、部屋を消臭することができます。
化学物質が多く含まれている市販の商品の代替として使用することができます。
梅雨の時の室内の防カビ対策として使用することができます。
シナモンオイルの注意点と副作用
妊娠中、授乳中、生理中、子供の場合は使用を控えて下さい。
人によって皮膚への炎症や刺激を起こす場合がありますので、パッチテストを行ってから使用してください。
肌に使用する場合は、ココナッツオイルやホホバオイルのようなキャリアオイルで希釈してから使用してください。
希釈濃度は、肌の場合は1%以下、顔の場合0,5%以下で使用しましょう。
精油はペットにとっては良くない場合がありますので、ディフューザーを使う時はよく確認するようにしてください。
シナモンにはクマリンという成分が含まれているため、肝臓や腎臓に病気がある場合は控えて下さい。
糖尿病患者も控えて下さい。
またシナモンに対してアレルギーがある場合は使用しないでください。
最後に
ほのかな甘さの中にスパイシーさを感じるシナモンは、寂しさや孤独を感じた時に使用したい精油です。
心身共に刺激を与えてくれるため、メンタル面も強化することができます。
万能な精油のひとつなので、常備しておくと便利ですね。
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