睡眠不足による影響
睡眠不足は免疫に悪影響を与えるだけではなく、病気の原因である細菌やウィルスと戦う力が弱くなります。
また脳機能への影響から、仕事のパフォーマンスなど日常生活のあらゆるところで悪影響がでます。
心拍計やGPS対応スポーツウォッチを販売しているポラール・エレクトロ・ジャパンは世界の睡眠時間のデータを公表しました。
日本人の平均睡眠時間は主要28カ国の中で最短であり、男性が6時間30分、女性が6時間40分でした。
日本人の睡眠時間は世界的にみて短いため、電車やバスなどの公共の交通機関で寝ている姿は日常のありふれた光景です。
睡眠時間の短さは、労働生産性と関係すると言われています。
日本の労働生産性は先進国の中でも低く、効率が悪いことは有名です。
そのため長時間労働につながり、帰宅する時間が遅くなります。
そして通勤時間が自由な時間を更に奪っていきます。
必然的に睡眠時間は奪われ、いつも眠たい状況で仕事をせざるをえません。
そして職場での人間関係でのストレス、プレッシャー、パワハラなどで精神が追いつめられていきます。
その悪循環のせいなのか、不眠症などの睡眠障害に悩む方が増えてきました。
日本人の約20%が不眠に悩まされている状況です。そしてその中の3~5%の人が睡眠薬を飲んでいると言います。
しかし睡眠薬には副作用が少なからずあります。
また睡眠不足が原因で体に悪影響を及ぼします。睡眠不足が招く病気については下記を参考にしてください。
あなたが不眠症などの睡眠障害で困っているようであれば、下記の安心安全な方法を一度試して下さい。
睡眠障害を対策する4つの方法
①ラベンダー
ハーブの女王とも呼ばれるラベンダーは古くからヨーロッパでは万能薬として利用されてきました。
ラベンダーオイルは鎮静効果、リラックス効果があるため睡眠を良くし、不眠症に効果的です。
また疲労や不安を軽減します。
睡眠の質を高める効果があるだけではなく、鎮静薬と比べて副作用がなく安心して使用できます。
睡眠の質を高めるため、睡眠前か睡眠中にラベンダーオイルを寝室に拡散させてください。
また首、胸、こめかみに3〜5滴を直接ぬってください。
ラベンダーオイル15滴とエプソムソルト200グラムを浴槽に入れ、入浴することも体もリラックスするので効果的です。
②カモミール
カモミールは神経を落ち着かせ、消化機能を手助けしてくれるハーブです。
カモミールは睡眠を手助けするだけではなく、筋肉の痛み、喘息、アレルギー、消化不良などを緩和します。
カモミールティーを飲み、リラックスしましょう。
③パッションフラワー
パッションフラワーは和名でトケイソウ(時計草)と言います。
パッションという言葉の意味は、「情熱」という意味ではなく、キリストの「受難」を表しています。
パッションフラワーには鎮静作用があり、不眠症、神経の緊張、不安を和らげてくれます。
ハーブティーを作って飲んでください。妊娠中の方は控えるようにしてください。
④バレリアン
バレリアンは和名でセイヨウカノコソウと言います。
バレリアンの根は、睡眠を手助けするために何世紀にもわたり使用されてきました。
ドイツでは不眠症や精神不安で使用されます。
研究によるとバレリアンの根は睡眠の質を改善し、睡眠を深くすることが示されています。
また、不安障害やうつ病などの治療の有用性も示されています。
ハーブティーやサプリなどで試してみて下さい。
妊娠中の方は控えるようにしてください。
最後に
睡眠の質により日中のパフォーマンスは変わってきます。
寝ているときに、口呼吸になっていると口内が乾燥し細菌が繁殖しやすくなります。
またいびきの原因にもなり、口呼吸は思っている以上に悪影響が出ます。
口呼吸防止テープなどを試してみるといいですね。
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