スベリヒユとはスベリヒユ科の一年草です。全世界のほとんどの場所で見られます。
起源はインドとペルシャにあるとされていますが、現在は世界中に広がっています。
田んぼ、畑、道ばたなどの日当たりのいい場所に多く生えています。
ほとんど枯れることがなく、雨が降れば生き返ってしまう特徴があります。
ほとんどの雑草は見向きもされません。仮に手に取ったとしても捨ててしまうでしょう。
しかし、このスベリヒユは役に立たない雑草ではありません。
古代エジプトの時代や、中国漢方から重宝されてきました。
ほとんどの方が認識していませんがスベリヒユは健康を促進してくれるスーパーフードなのです。
Contents
スベリヒユの栄養素
生命力あるため、どこでも成長することができます。
スベリヒユの栄養素は下記の通りです
オメガ3脂肪酸
繊維
ビタミンA
ビタミンC
ビタミンE
鉄
マグネシウム
マンガン
カリウム
カルシウム
銅
ベタレイン色素
カロテノイド
また、スベリヒユはオメガ3脂肪酸を多く含んでいます。
なんと魚油よりも高品質なオメガ3脂肪酸を含んでいます。
スベリヒユの8つの効能
ダイエット
低カロリーではありますが、繊維が多く含まれているので、体重を落としたい方には最適です。
また、栄養価が高く余分なカロリーもなく、満腹感を得られます。
心臓の健康
心臓の健康は、カリウムとオメガ3脂肪酸の両方によって促進されることが知られています。
カリウムは血圧を下げる働きをし 、オメガ3脂肪酸は体内の悪いコレステロールの量を減らすのに役立ちます。
これらの2つの成分は、心臓にとって非常に重要です。
胃腸の健康
伝統的な漢方薬であるスベリヒユは下痢から赤痢までの胃腸問題の解決策として使用されます。
その理由は、スベリヒユにはリンゴ酸、クエン酸、アラニン、グルコースを含むためです。
肝臓をサポート
抗酸化物質であるグルタチオンを含んでいるので、肝臓を強くします。
血行を良くする
鉄とコッペルが含まれており、血行促進のために重要な役割を果たします。
健康な循環器系は、より多くの血液が必要な場所に送られます。
骨を強くする
スベリヒユのカルシウム、マグネシウム、鉄、マンガンは、骨の健康を保護し、支えるのに必要な要素です。
スベリヒユを毎日食べる事は、骨粗鬆症を対策することさえあります。
自閉症や発達障害を予防する
オメガ3脂肪酸が多く含まれているスベリヒユは、発達障害と言われている自閉症、ADHD、小児発達障害の予防につながります。
抗がん作用
サンアントニオのテキサス大学の研究者らは、 他の果物や野菜よりも、ガンの成長を阻害する抗酸化物質のメラトニンを20倍以上を持っていることを発見しました。
スベリヒユの食べ方
意外に美味しいスベリヒユ。
食べ方
生のままサラダとして食べる
蒸して食べる
スープにする
スムージーにする
炒め物にする
沸騰させると柔らかくなります。
注意点
道路の近くや、農薬がまかれているいるような場所で採るのは避けましょう。
種子を販売しているところから購入して育ててみても良いかもしれません。
スベリヒユの花言葉
スベリヒユの近縁種のハナスベリヒユ(ポーチュラカ)の花言葉です。
「無邪気」、「いつも元気」、「自然を愛する」
最後に
スベリヒユは山形県では「ひょう」と呼ばれています。また沖縄県では「ニンブトゥカー(念仏鉦)」と呼ばれ、野菜不足の際に重宝されてきました。
スベリヒユは都会でない、日当たりのよい田んぼ、畑、道端で生えています。
雑草と思って通り過ぎるのはもうできませんね。
スーパーフードと言われている商品は、安価なものが多いですがスベリヒユに至っては無料で手に入れることができます。
何度も踏まれても立ち上がる雑草魂を感じますね。
私たちは雑草から見習わないといけないものがたくさんあります。
コメントを残す