ネオテームという人工甘味料は、なんと甘さが砂糖の1万倍あります。
ネオテームは安全であるという評価を得ていますが、人工甘味料のアスパルテームが承認された背景を知っている人々はその安全性については懐疑的です。
それではネオテームという人工甘味料について見ていきましょう。
Contents
ネオテームとは
人工甘味料のネオテームは2002年に、アメリカ食品医薬品局(FDA)により承認されました。
砂糖の7000~13000倍の甘さを持ち、アスパルテームという人工甘味料の30~60倍の甘さがあります。
この甘さが砂糖と比べて、どれくらいすごいのかは下記を参照してください。
人口甘味料 | 甘味度 |
アスパルテーム | 200倍 |
アセスルファムK | 250倍 |
サッカリン | 400倍 |
スクラロース | 750倍 |
ネオテーム | 7000~13000倍 |
日本では、2007年に食品添加物として認可され、申請者は大日本住友製薬およびアメリカのニュートラスイートです。
商品名は「ミラスティー」と呼ばれますが、ネオテームが添加されている食品は日本においてはそれほど多くはありません。
アメリカ食品医薬品局(FDA)や公益科学センター(CSPI)は、安全に使用できると説明しています。
しかし、1998年にネオテームをアメリカ食品医薬品局(FDA)に承認申請したのが下記の会社です。
ネオテームの危険性
ネオテームは、アスパルテームよりも安全であると主張する人もいれば、アスパルテームよりも危険だという人もいます。
しかし、アスパルテームが承認された背景を知っている人達は、ネオテームの安全性については懐疑的です。
世界で最も議論されているアスパルテームがなぜ市場に出回るようになったのか、また危険性について知らないようであれば先に下記を読んでください。
ネオテームの構造はアスパルテームに似ており、更にアスパルテームには存在しない3・3-ジメチルブチルアルデヒドが含まれています。
3・3-ジメチルブチルアルデヒドという化学物質は、アメリカ環境保護庁の最も有害な化学物質としてリストに掲載されています。
つまりネオテームは、アスパルテームの危険性と副作用と同じものが出る可能性があります。
以下がアスパルテームの副作用になります。詳しくはアスパルテームの記事をお読みください。
①癌のリスクを高める
②糖尿病
③心臓病と脳卒中
④アルツハイマーや神経系障害
⑤うつ病
⑥線維筋痛
⑦早い月経
⑧自閉症につながる
⑨アスパルテーム病
⑩その他の病気一覧
また3・3-ジメチルブチルアルデヒドの副作用である呼吸器系、皮膚、目に対して刺激を引き起こす可能性があります。
一方で、3・3-ジメチルブチルアルデヒドを添加することで、フェニルアラニンが含まれなくなるため、フェニルケトン尿症患者にとっては使用できるというメリットがあります。
それにともない、「L-フェニルアラニン含有」という表記もする必要はなくなりました。
カロリーゼロやダイエットと表記されている食品は、ダイエットにつながるわけではなく、実際には過食につながるケースがあり、メタボリックシンドロームになる可能性が2倍高いという報告があります。
最後に
多くの人々は、口に入れるものに人工甘味料が添加されていても気にも留めていないかもしれません。
それは市場に危険なものは出すわけないという考えからきていると思われます。
そして名だたる機関は、人工甘味料は安全であると喧伝しています。
確かに短期的に見たら安全なのかもしれませんが、長期的に見た場合の安全性については担保されていません。
つまり病気になったとしても、それが人工甘味料が原因であると考える人は少数であり、複合的な要因のひとつであるとは考えません。
しかし人工甘味料が承認された背景を知っている一部の人達は、懐疑的であり人工甘味料を避けています。
人工甘味料を避けるのか避けないのかは、個人の判断に任されます。
人工甘味料が市場にこれだけ出回ってしまっている背景を考えたら、摂る摂らないの答えは出るかもしれませんね。
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