スクラロースは、アスパルテームと同様、世界で多く使用されている人工甘味料のひとつです。
ダイエット、カロリーゼロなどの食品ラベルを見たら多くの食品に添加されていることに驚くかもしれません。
砂糖の600倍の甘さを持つことから、カロリーゼロ市場では欠かせない人工甘味料です。
しかし、スクラロースの危険性についてはほとんどの方が無関心です。
またアスパルテームも同様です。アスパルテームについての詳しい記事については下記を参考にしてください。
それでは体に悪い毒性のあるスクラロースの7つの危険性と天然の5つの甘味料を見ていきましょう。
Contents
スクラロースについて
スクラロースは1976年、イギリスのテイト&ライル社により開発されました。
1998年、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、ベーカリー、チューイングガム、冷凍の乳製品デザートなどの15の食品と飲料のカテゴリーでスクラロースの使用を承認しました。
1999年には、食品、飲料のすべてのカテゴリーにおいて使用を承認しました。
日本は1999年にスクラロースが食品添加物に指定されています。
世界の80か国で使用が承認されています。
現在では、スクラロースが添加されていない食品や飲料を見つけるのが難しいくらい、あらゆるものに添加されています。
このスクラロースはどのような危険性があるのでしょうか?
スクラロースの7つの危険性
①糖尿病になる可能性
Journal Diabetes Careに掲載された研究では、ダイエット飲料を毎日飲むとメタボのリスクが36%高くなり、2型糖尿病のリスクが67%高くなりました。
②過敏性腸症候群(IBS)
スクラロースは1991年に、カナダで食品への使用が初めて認可された国です。
ニュージャージー医科大学のXin Qin博士は、スクラロースの摂取が過敏性腸症候群(IBS)、潰瘍性大腸炎、クローン病につながることがわかりました。
博士はカナダのアルバータ州の住民が過敏性腸症候群(IBS)が急激に増加したため20年間にわたり調査していました。
住民の過敏性腸症候群の増加が643%ということなので、ものすごい増加率です。
研究ではスクラロースの数パーセントが体外に排出されずに消化不良になるからだと説明しています。
③片頭痛
Headache誌に掲載された2006年のレポートでは、スクラロースが片頭痛を引き起こす可能性があると医師に警告しました。
④リーキーガット症候群
リーキーガット症候群は、簡単に言うと腸に穴が開き細菌や毒素を体内に取り込んでしまい様々な症状が引き起こされます。
身体はスクラロースを上手く消化することができないため、善玉菌の破壊や腸壁の傷つけます。
Journal of Toxicology and Environmental Healthが発表した動物実験では、スクラロースが腸内の善玉菌を減少させ、便のPHも上昇させました。
⑤DNA損傷
Mutation Researchのレポートによると39種類のスクラロースを含む食品添加物が、特定の胃腸器官において遺伝毒性を引き起こしました。
スクラロースの摂取がDNAを傷つけることを意味しています。
⑥加熱すると発がん物質へ
Journal of Toxicology and Environmental Healthに掲載された研究によると、スクラロースを高温で調理すると、クロロプロパノールという発がん性物質を生成してしまう可能性があります。
しかし、スクラロースと発がん性についてはまだまだ多くの研究が必要ですので、頭の片隅に置いてく程度で良いと思います。
⑦体重増加
スクラロースのような人工甘味料は、体重増加との関連が指摘されています。
スクラロースはメタボ、2型糖尿病、高血圧、心疾患のリスクを高めます。
安心安全な5つの天然甘味料
①蜂蜜
はちみつには16種類のミネラル、21種類のビタミン、18種類のアミノ酸、その他多くの栄養素が含まれています。
そして砂糖よりも甘くカロリーが少ないです。
蜂蜜は天然の甘味料であり薬です。
②フルーツ
フルーツはフルクトース(果糖)が含まれ、ビタミン、ミネラル、繊維の供給源です。
健康的な糖であり、お菓子などを控えフルーツを食べて下さい。
③ステビア
ステビアは、砂糖の200倍の甘さを持つ天然の甘味料です。
④メープルシロップ
メープルシロップはマンガン、カリウム、カルシウム、亜鉛が含まれています。
ホットケーキ、ワッフル、クッキーなどの様々なレシピに使用できます。
⑤ココナッツシュガー
ココナッツシュガーは、ココナッツの花蜜を煮つめて作られており、微量のビタミン、ミネラルが含まれています。
あまり馴染みがないかもしれませんが、ひとつの選択肢としてもいいかもしれません。
最後に
私は人工甘味料が添加された飲物を飲むと味が不自然で美味しくないと感じてしまいます。
たまに誤って購入してしまうことがありますが、まずくて飲みきることができません。
またアルコール飲料にも多く添加されている為、飲める商品の選択肢が大幅に減りました。
多くの方は、その美味しそうなパッケージデザインやキャッチフレーズで飲むものを決めているかもしれませんが、自動販売機で売られている多くのジュースには人工甘味料が入っています。
「ただちに影響がない」という言葉を過信している人は、その先の「長期的に見たら影響がある」ということに気づいていません。
気づいていないというよりは、気づきたくないという心理が働いています。
それは考えたくないからです。脳の消費を極力少なくするために思考停止をして外部の情報をシャットアウトするのです。
特に日本人は、絶対的な証拠よりも己の感情を優先させます。
その国民性が利用され、人工甘味料の市場の拡大を許してしまったのかもしれません。
商品ラベルの添加物を意識して食品を購入するということは、重要でありあなたの命に直結します。
食べたいものを食べるという気持ちは十分に理解できます。
しかし現代の食を取り巻く環境は、高度に汚染されていることを忘れないでください。
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