抹茶の健康的な効果効能7選!種類、副作用は?

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近年、世界的に抹茶がブームになっています。

2014年に抹茶ドリンク専門店「マッチャバー(MATCHA BAR)」がアメリカでオープンしたことから抹茶ブームを更に加速させました。

その勢いから英語圏では、抹茶の事をグリーンティーではなく日本語の「MATCHA」で通じるようになりました。

ドイツの詩人ゲーテは、1810年に出した著書「色彩論」の中で「緑はやすらぎの色」と語りました。

茶杓にすくいあげられた美しい緑色した抹茶は自然からのギフトであり、その輝きからは生命そのものを感じられます。

抹茶は禅の教えと共に日本にやってきて、茶道という日本独自の文化に発展していきました。

抹茶には癌の予防、心臓病、脳卒中、2型糖尿病リスクの軽減、リラックス効果、デトックス効果など多くの健康促進する効果効能があります。

それでは世界的にブームになっている「MATCHA」について見てきましょう。

抹茶の成分と栄養

緑茶や抹茶に含まれているカテキンは主に4つの種類に分類されます。

・エピカテキン(EC)
・エピガロカテキン(EGC)
・エピカテキンガレート(ECG)
・エピガロカテキンガレート(EGCG)

この4種類のカテキンの中で最も健康効果、抗酸化作用が高いのが、エピガロカテキンガレート(EGCG)であり、近年急速に医学論文の数が増えています。

エピガロカテキンガレート(EGCG)はビタミンCの約7倍、ビタミンEの約14倍もの抗酸化作用があることが知られています。

実は紅茶やウーロン茶には、エピガロカテキンガレート(EGCG)があまり含まれていません。

緑茶や抹茶の健康効果はこのエピガロカテキンガレート(EGCG)に支えられています。

抹茶は、緑茶の抗酸化物質の137倍を有することが判明しており、1杯の抹茶には、10杯分相当の緑茶が含まれています。

またその他にも多くの栄養素が含まれています。

・繊維
・クロロフィル
・ビタミンC
・亜鉛
・マグネシウム
・ビタミン
・ミネラル
・タンニン
・テアニン

それでは抹茶の7つの効果効能を見ていきましょう。

抹茶の健康的な効果効能7選

①癌の予防

抹茶には多くの種類のカテキンが含まれていますが、その中でも抗酸化作用、抗癌作用の高いことで知られるエピガロカテキンガレート(EGCG)というカテキンが多く含まれています。

エピガロカテキンガレート(EGCG)はビタミンCの約7倍、ビタミンEの約14倍もの抗酸化作用があることが知られています。

抹茶の消費は癌のリスクを減らすことが示されており、特定の癌のリスクを下げることが科学的に実証されています。

抹茶は膀胱癌、大腸癌、乳癌、前立腺癌のリスクを下げることが研究によりわかっています。

②心臓病、脳卒中リスクの軽減

ハーバードレビューの研究よると、緑茶は悪玉のLDLコレステロールと中性脂肪を低下させ、心臓病や脳卒中などのリスクを減らす可能性があります。

1日に5杯以上の緑茶を飲んだ40,530人の日本人を対象とした研究では、心臓発作や脳卒中による死亡リスクが26%低いことがわかりました。

緑茶に含まれる抗酸化物質は、善玉のHDLコレステロールを増やし血流を良くします。

③2型糖尿病のリスク低下

抹茶に含まれるEGCG(エピガロカテキンガレート)は、抗糖尿病作用があることが知られています。

2型糖尿病は食生活の改善や生活習慣によりある程度対策できますが、抹茶の摂取は糖尿病の改善に役立つかもしれません。

American Journal of Clinical Nutritionに掲載された研究では、緑茶の消費が空腹時血糖値を下げました。

④リラックス効果

抹茶にはアミノ酸の一種であるテアミンが含まれています。

抹茶に含まれるテアミンは一般的な緑茶より約5倍多く含まれています。

人はリラックスしている時には脳からα波が出ますが、テアミンの摂取はα波が増えることがわかっていますので、リラックスしたい時には抹茶を飲むのが最適です。

また、テアミンは神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンを多く出すことから、認知機能の改善、記憶力向上、集中力が高まります。

⑤デトックス効果

抹茶の他にほうれん草、小松菜などの緑色の濃い野菜にはクロロフィルという緑色色素が含まれます。

クロロフィルは体内に溜まっている毒素、ダイオキシン、重金属(水銀、鉛)などを排出するのに役立ちます。

またクロロフィルの成分である有機ゲルマニウムは体全体に酸素を供給し血流を良くします。

⑥免疫の改善

抹茶に含まれる抗酸化物質は免疫系を改善します。

抹茶にはビタミンA、ビタミンC、鉄、カルシウム、カリウムが豊富に含まれているため免疫強化に貢献します。

⑦ダイエット

抹茶はカテキン類やアミノ酸が豊富に含まれており、代謝を高め、多くの脂肪を燃焼させるためダイエットに最適です。

American Journal of Clinical Nutritionの研究では、カテキンが690mg含まれたお茶を12週間飲むと体脂肪が減少しました。この研究では、お茶が肥満の予防、改善に役立つと結論づけました。

抹茶の副作用、注意点

抹茶のカフェイン量は一般的な緑茶よりも多いです。

抹茶1杯に含まれるカフェインの量は約70mgです。

抹茶はコーヒー1杯の約3分の2のカフェイン量です。

カフェインの過剰摂取は頭痛、神経質、睡眠障害、嘔吐、下痢、心拍数が上がる、胸やけ、めまい、痙攣などが起きる場合があります。

妊娠、授乳中の場合は、飲むのを控えて方がよさそうです。
どうしても飲みたい場合は、カフェインの摂取量は200ミリグラム以下に抑えて下さい。

カフェインの作用により寝る6時間以内に飲むと寝つきが悪くなる場合がありますので飲むのを避けた方が良いかもしれません。

抹茶に含まれているタンニンは鉄と反応して結びつく性質を持っていますので、鉄不足を招き貧血になる可能性があります。

日本に住んでいて抹茶を購入する分には特に問題はありませんが、海外在住で抹茶を購入する場合は鉛汚染に気をつけなければいけません。

お茶は栽培時に土壌の鉛を吸収してしまうため、中国で栽培されているお茶には注意してください。

公式の政府の調査によると、中国の土壌の約16% 、耕作地の19.4%が重金属により汚染されていることがわかっています。

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抹茶の種類

抹茶には濃茶薄茶の2種類あります。

濃茶は濃度が濃く粘り気があり、つやつやしています。

濃茶は薄茶の2~3倍の量が使われます。

一方、薄茶は泡立ちがあり一般的に飲まれているのがこちらの薄茶になります。

商品ラベルの茶銘の末尾に「昔」、「白」と記載されていることがあります。

「昔」が濃茶、「白」が薄茶と区別しています。

茶道では薄茶は点てるといい、濃茶は練るといいます。

また濃茶は2~3人で回し飲みになり、薄茶は一人一椀ずつ点てます。

裏千家、表千家、武者小路千家など流派によって点て方は異なります。

茶道と武士道は表裏一体

茶は文化であり哲学として長い間理解されてきました。

抹茶は禅の教えと共に日本にやってきて、茶道という日本独自の文化に発展していきました。

茶道は人生の物語が包括されています。そして茶道と比較されるのが武士道です。

武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり

この言葉は山本常朝が武士としての心得を口述した葉隠の一説です。

つまり武士道は「」にフォーカスした死生観を説いているのに対し、茶道はどのように生きていくかという「」にフォーカスしたものと言えます。

生と死は表裏一体であり、茶道と武士道も表裏一体であると考えることができます。

茶道は禅の教えをベースといているため、お茶を点てる一連の流れや所作は瞑想することと同じです。

精神集中し、呼吸を整え、思考を止めることは非常に大切な時間です。

茶道と一期一会

現在の茶道の原型を創りだしたのが千利休です。

茶道に由来する四字熟語として一期一会があります。

一期一会は千利休の言葉とされています。

一期一会とは、一生に一度の出会いであると心得て、相手に対して誠意を尽くす心構えのこと言います。

相手と会っているこの時間は、二度と巡ってこない一度きりの出会いと心得、この一瞬を大切に思い相手と接する。

過去の出来事に囚われ生きることや、まだ起こっていない未来に対して不安を抱いていませんか?

私たちは、過去でも未来でもなく「今、この瞬間」を生きています。

「今、この瞬間」を全力で生きる。茶道は私たちに大切なことを教えてくれています。

抹茶を点てることは、瞑想であり非日常を演出する空間を作りだします。

抹茶を飲み精神を落ち着かせ、深く内省する。そんな贅沢な時間を過ごしてみてはどうですか?

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ABOUTこの記事をかいた人

鈴木たかです。 人生を変えるセッション、コンサルティング、東洋思想や陰陽五行についてのセミナー、東洋占術の鑑定をしています。 食という字は【人】を【良く】すると書きます。 医食同源という言葉が示す通り、元来、食べ物には病気を予防する力が備わっています。 このサイトは医食同源を中心に、身体にとって良い食べ物、飲み物をご紹介していきます。また、家系のシステムについても発信しています。