携帯電話、スマホ、無線通信技術(Wi-Fi)の普及により、電磁波過敏症の患者が急増していることを知っていましたか?
電磁波過敏症の症状は、頭痛、めまい、疲労感、睡眠障害などがあり症例は数え切れません。
この記事では、電磁波過敏症の原因、症状、危険性、治療法をご紹介していきます。
Contents
電磁波過敏症とスマートフォン
私たちの生活は、パソコン、携帯電話、スマホなどの普及によりますます便利になりました。
総務省の調べではスマートフォンの普及率は70%超える数字になっています。
またインターネット利用者数は、2015年の時点で1億46万人という数字がでています。
それに伴い、携帯基地局(アンテナ)や無線LAN(Wi-fi)も爆発的に増加しています。
日本における無線局の総数は、2016年度末の時点で、約2億1700万局にものぼります。
この数字は2006年度の局数の倍にもなります。さらに驚くことに平成元年の局数の20倍にもなります。
こんなにも数多くの基地局から毎日、電磁波が放射されているのです。
私たちはこの大量に放射されている電磁波スープの中で生活しているのです。
そしてこの電磁波が原因で体調不良、健康被害に困っている方が多くいます。
電磁波が原因で体調不良を起こすことを電磁波過敏症と言います。
1980年代から増加している電磁波過敏症という名前をつけたのがアメリカの医学者ウィリアム・レイ博士です。
電磁波過敏症の症状
電気製品、スマホ、Wi-Fiなどから出ている電磁波を浴びると、集中力が低下したり疲労感が増したりと症状は様々です。
パソコンやスマホを長時間使用していると、疲労感や脱力感などの何らかの異変を感じたことはありませんか?
様々な症状が出ますが以下にあげるものが一例です。
顔に赤みや炎症
集中力欠如
風邪のような症状
疲労感
動悸
うつ
発達障害
睡眠障害
むくみ
味覚、嗅覚障害
関節痛
心臓の痛み
喘息
脳腫瘍
DNAの変化
免疫力の低下
神経系の損傷
アメリカでは化学物質過敏症とともに電磁波過敏症をアメリカ障害者法のもと障害として認められています。
その他にもイギリス、カナダ、スウェーデンなども電磁波過敏症を障害と認めています。
WHO(世界保健機関)は「医学的診断基準はなく、その症状が電磁界曝露と関連するような科学的根拠はない」というスタンスをとっていますが、「病状は確かに存在している」と静かに認めています。
2009年に日本は、化学物質過敏症を、厚生労働省により病名として登録されました。
しかし残念ながら電磁波過敏症は日本では正式な病気として認定されていません。
これらの症状は、化学物質過敏症と共通するところもあります。
電磁波過敏症という言葉も世間には認知されていないうえに、医師すら正しい知識を持っていません。
電磁波過敏症の人口
日本での電磁波過敏症の調査はされていないので実際の発症者数はわかっていません。
おおよそ人口の3~5%と言われています。
今後世界の人口の50%が電磁波過敏症になるだろうという論文まであります。
最も危惧しているのが電磁波過敏症と化学物質過敏症の併発です。
アメリカでの併発率が3~4%と考えている医師もいます。
私たちは常に化学物質と電磁波というリスクの中で生活をしています。
早急に対策をしない限り電磁波過敏症と化学物質過敏症は今後更に増えていくでしょう。
その中でも特に注意を払わないといけないのが携帯電話、スマートフォンです。
電磁波による携帯電話、スマホの危険性
2014年の世界の携帯電話の契約数は74億9487万5000です。
2020年には87億6924万契約にまで拡大すると矢野経済研究所では分析しています。
これだけ爆発的に普及してきた携帯電話ですが、負の要素は全く公表されません。
世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は2011年、携帯電話の電磁波と脳腫瘍リスクについて過去の調査を評価した結果、携帯電話の電磁波による脳腫瘍リスクには「限定的な証拠が認められる」とする結果を公表しました。
しかし、日本のメディアや企業は沈黙をつらぬいています。
脳腫瘍と診断された人々は、過去10年間に携帯電話を使用した可能性が高く、携帯電話を最も頻繁に耳をあてていた方で、癌が発症していることが研究によって判明しました。
その他にも脳腫瘍、癌、DNAの損傷、心筋梗塞、血圧上昇など悪影響があります。
「電磁波は有害で危険性が指摘されており脳への影響や多くの病気、妊婦、胎児に悪影響を及ぼす!安全基準、健康被害、対策は?」という記事で電磁波の危険性を詳しく解説していますので合わせてお読み下さい。
それではその悪影響を少しでも緩和させる方法をご紹介していきます。
携帯電話の電磁波から身を守る10個の方法
日本では電磁波の問題を全く報道しないうえに、対応策すら政府は出しません。
その一方で、世界に目を向けると、イギリス、ロシアでは16歳未満の子供または妊婦に携帯電話の使用を控える勧告を出しています。
その他、フランス、ドイツ、ベルギー、インド、イスラエル等も何らかの勧告を出しています。
以下が携帯電話の電磁波から身を守る方法です。
①携帯電話での通話時間を減らし、2分間の通話が脳活動を最大1時間、妨害することに注意してください。
②電話ではなくテキストメッセージを使う。
③携帯電話で直接話すのではなく、イヤホンマイクやスピーカーフォンを使うようにする。
④エレベーターや車の中、電車の中、その他の金属製で囲まれている場所で携帯電話を使用することは避けてください。
⑤携帯電話のバッテリーが少ないときにもより多くの電磁波を出すので使用する前に充電してください。
⑥携帯電話の通話のつながり始めが電磁波が強くでます。相手が実際に応答してから耳に当てましょう。
⑦枕元には置かない。
⑧胸ポケットやポケットに携帯電話を入れない
⑨SRA値の低い機種を選ぶ。SRA値とは電磁波が体にどれだけ吸収されるかを表す単位のことです。
⑩電磁波対策グッズをつける
電磁波から身を守るために避けること
電磁波過敏症の13の治療方法
①添加物や化学調味料を摂らない
添加物などの人工的な食品を摂ることは化学物質を取り入れているのと同じことです。
②水分を多く摂る
水分を多く摂ることは体内の毒素を排出します。
③ビタミン、ミネラルを摂る
これらの不足はあらゆる病気につながります。
④重金属を排出する
水銀、鉛のような重金属は神経毒を持つのでカルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムを摂り、体から排出させる
⑤瞑想する
様々な症状から呼吸が浅くなりがちです。呼吸を整え酸素を全身に供給させます。
⑥入浴する
体温を上げることは免疫力が上がり、強い体になる基本です。体は絶対に冷やさないこと。
⑦汗をかく
汗をかくことは体内の毒素を排出します。
⑧化学物質を避ける
化学物質が多く含まれる、合成洗剤、柔軟剤、シャンプー、歯磨き粉などは使用しない。
⑨綺麗な芝生がある公園や砂浜で裸足になる
体内に蓄積している電磁波を地面が吸収してくれます
⑩ファスティングをする
断食は体内を若返らせます。
⑪ストレスをためない
ストレスは万病のもとです。考え方ひとつで人生は変わります。
⑫芳香剤、防虫剤、消臭スプレーなどは使わない。
これらは成分が気化して体内に取り込まれます。
⑬ 電磁波対策をする
スマホやパソコンにつける電磁波カットの製品も発売されています。歯に詰めた金属やインプラントがアンテナの役割をしてしまいます。
最後に
今後はIoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)が、スマホのように誰もが使用できるほど普及していくと予想されます。
スマホに高度な人工知能が搭載され、家庭内の製品とリンクしていくでしょう。
その動力となるのが携帯基地局であり、Wifiの電波です。
私たちの生活はますます便利になりますが、その代償として電磁波過敏症のような病気が増加していきます。
誰もが電磁波という見えない脅威にさらされています。
いつ電磁波過敏症が発症してもおかしくない状況まできています。
電磁波過敏症はまだまだ世間に認知されていません。
声を上げなければ、なかったことにされてしまいます。
企業や政府は私たちの健康よりもお金です。
私たちはこのテクノロジーの進化の犠牲者なのかもしれません。
次世代の子供の安心安全な暮らしを守るためには、早急な認知と社会システムが必要です。
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