世界保健機関(WHO)は1月23日に、新型コロナウイルスについて「国際的な公衆衛生上の緊急事態」の宣言を見送りました。
しかしその感染力の勢いから、ようやく重い腰を下ろし、2020年1月30日に新型コロナウイルス(2019-nCoV)の感染拡大に対する「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。
このタイムログで、どれだけの人が犠牲になったことかを考えると、歯がゆい思いがあります。
感染力の高いコロナウィルスを防ぐために何をしたら良いのでしょうか?
厚生労働省は下記のように対策するようにと述べています。
「一般的な衛生対策として、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に、咳エチケットや手洗い、うがい、アルコール消毒など行っていただくようお願いします。」
つまり、風邪やインフルエンザと同様の対策をしてくださいとのことですが、これだけでは正直不安です。
今回紹介する方法は、コロナウィルスに対してはどこまで対策できるかわかりませんが、風邪やインフルエンザに対しては非常に有効な方法になります。
Contents
新型コロナウィルスの潜伏期間
新型コロナウィルスの潜伏期間については、中国保健当局は症状が軽い患者で約10日前後と伝えています。
最も短い潜伏期間は1日で、最長で14日と伝えられています。
新型コロナウィルスの症状
・発熱
・せき
・頭痛
・呼吸器の症状(息苦しさ)
・筋肉痛
・けん怠感
・重症化すると肺炎に繋がります。
感染しているかもと思ったら
新型コロナウィルスの症状は、風邪やインフルエンザと似ています。
コロナウィルスに感染したかもしれないと、心配し病院に行っても普通に診断されてしまいます。
病院のホームページを見てみると、だいたい下記のような文言が書かれています。
・発熱(37.5度以上)かつ呼吸器症状がある。
発症から2週間以内に、以下の曝露歴のいずれかを満たす。
・武漢市への渡航歴がある。
・武漢市への渡航歴があり、「発熱かつ呼吸器症状を有する人」との接触歴がある。
上記を満たしている場合は、保健所に連絡して対応という流れになります。
ようやく2月上旬に厚生労働省は、ウィルスの感染の疑いのある人を診察する「帰国者・接触者外来」を全国に設置すると発表しました。
しかし、渡航歴もない人がもし感染してしまっていたら、病院での感染リスクをあげてしまうだけではなく、多くの人を感染させてしまいます。
厚生労働省が発表している予防法についても、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様となっています。
また検査についてもザルの状態になっていますので、自分で防衛することが重要になります。
日本でも潜在的な患者は多くいると考えなければいけません。
自分の身は自分で守るしかないのです。
下記の予防方法を実践することで、ある程度は対策できるかもしれませんので参考にしてください。
新型コロナウイルスの7つの予防方法
①ビタミンC
ビタミンC欠乏症は、肺炎と関連しています。
フィンランドのヘルシンキ大学のHarri Hemila博士による研究では、ビタミンCの摂取が肺炎リスクを低減し、リスクを最大80%低減しました。
ビタミンCの1日の平均摂取推奨量は男性90mg、女性75mgになりますが、1,000mgのビタミンCを6時間おきに接種することで、風邪やインフルエンザの症状を和らげることが示されています。
上海市医師会が 3月1日に発行した「新型コロナウイルス治療に関する包括的なコンセンサス」には、「新型コロナウイルスに対しての大量のビタミンC投与療法」が公式な治療法のひとつとして掲載されていました。
経口摂取であれば、体重1kg1日あたり50~200mgが目安になります。
体重70kgの人の場合、1日約3500〜14000mgが目安になります。
ビタミンCの豊富な野菜や果物をいつも以上に摂りましょう。
食事だけでは厳しいと思いますので、サプリメントをうまく使用してください。
②ビタミンD3
ビタミンDを継続的に摂ることでインフルエンザの発症を50%抑える可能性があります。
この研究は、東京慈恵会医科大などの国際共同研究チームにより行われました。
研究チームはビタミンDを摂取したグループと摂取していないグループを比較しました。
その結果ビタミンDを摂取したグループは、インフルエンザや肺炎などが20%少なかったです。
ビタミンDは、食べ物からだけではなく、日光浴をするだけでも生成することができます。
多くの人々がビタミンDの重要さ理解しておらず、毎日どれくらい摂取したら良いか理解していません。
ビタミンDは癌、糖尿病、うつ病、自閉症を含めた数多くの病気の予防、改善に欠かせない栄養素です。
ビタミンDについては下記の2本の記事を参考にしてください。
どれだけビタミンDが重要か理解できます。
ダイヤモンド誌に、「ハーバード教授が「ビタミンDだけはサプリを摂る」という理由」という記事が掲載されいますので、読んでみて下さい。
③Oil of Oregano
オレガノは2500年以上に渡り世界中の民間療法として使われており風邪、消化不良、腹痛などの問題を解決してきました。
「医学の父」として知られているヒポクラテスは、オレガノオイルを消毒剤や抗菌剤として使用してきました。
アメリカ農務省(USDA)によると、最も抗酸化作用のあるハーブはオレガノだと述べています。
また、研究されているハーブよりも3倍から20倍もの抗酸化作用を有します。
オレガノから抽出したオレガノオイルは様々な感染症の予防や治療に有効であり抗生物質と同様の働きを持つことが証明されています。
日本では精油を飲むことは推奨していませんので、まずはサプリメントを飲んでみて下さい。
上級者の方は、精油の服用を考えてみてもいいかもしれません。
ただしオレガノオイルは、口や舌にかなりの痛みを生じると思いますのでご注意ください。
④十分な睡眠をとる
睡眠こそ最大の薬です。
睡眠の効果は1万7000以上の科学論文でも証明されています。
睡眠不足は免疫を低下させ、ウィルスの影響を受けやすくなります。
睡眠時間が短ければ短いほど、感染して風邪をひく確率が高くなります。
とにかくいつもより睡眠時間を確保するようにしてください。
⑤手洗い、アルコール消毒
特に手洗いはこまめにするようにしてください。
アルコール消毒は、手の常在菌も殺してしまう可能性もあるのですが、この非常事態においては活用するようにしてください。
⑥その他
このブログの検索バーに、「風邪」や「インフルエンザ」で検索してください。
あなたに合った解決方法が見つかるかもしれません。
また免疫を高めることが非常に重要になると思います。
インドでは、ホメオパシーやアーユルベーダが、解決策となりうるかもしれないとも述べています。
⑦米国疾病予防管理センターの予防法
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は予防法について、以下を推奨しています。
・石鹸を使用し少なくとも20秒間、手を洗う。
・手を洗っていない状態で、目、鼻、口を触らない。
・病気の時は家にいる。
・咳をする時は、口をふさぐ。またティシュの上でくしゃみをする。
・頻繁に触れるものは除菌する。
Purellに対して圧力が?
Purell(ピュレル)は、米国ではよく知られている手指消毒剤やハンドソープです。
日本ではウィルスの予防法としてアルコールなどの消毒薬が有効ということで広く知られています。
米国食品医薬品局(FDA)は、Purell(ピュレル)のアルコール消毒に対して、コロナウィルスやインフルエンザを含めた感染症を予防できると主張するのはやめなさいと警告しました。
それに合わせるように、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、下記のように伝えています。
Purell(ピュレル)のようなアルコール消毒は有効ですが、ウィルスを防止するための正当な予防手段ではないことに注意してください。
アルコール消毒は手にいる細菌を減らすことはできますが、全ての種類の細菌を除去するわけではありません。
今シーズンのアメリカのインフルエンザの患者数は過去10年の中でも最悪な状況です。
少なく見積もっても1500万人が罹患し、14万人が入院、8200人の死者が出ているようです。
この人数は、コロナウィルスより大幅に多いです。
FDAもCDCも、感染症の予防ができるアルコール消毒をなぜ牽制するのでしょうか?
どんな意図があるのでしょうか?
最後に
新型コロナウイルス及び風邪、インフルエンザの予防方法を見てきました。
必ずしもあなたに合うとは限りませんし、体調、相性、副作用、アレルギーなどの問題などがでてくる場合もあります。
あくまで参考として頭に入れておいてください。
私は、WHOが新型コロナウィルスについて「国際的な公衆衛生上の緊急事態」の宣言を見送った時に、ビタミンD3を飲み始めました。
そして、いつもよりも免疫を高めることを意識するようにしています。
方法は簡単です。生姜やにんにくなどをいつもより食べたり、湯船につかるなど普段の生活にプラスするだけです。
あなたを守ってくれるのは、医者や他人ではなく、自分自身です。
そして知識と行動です。
「国際的な公衆衛生上の緊急事態」が終了するまで、いつもより意識して行動するようにしてください。
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