地中海の温暖な気候から、燦々とした太陽のエネルギーを浴びて育つオレンジ。
爽やかでフルーティーなオレンジは、誰もが好きな果物のひとつです。
そのオレンジの果皮から抽出されるのが、オレンジの精油になります。
オレンジオイルは、オレンジ・スイートとオレンジ・ビターの2つの種類があります。
一般的にオレンジオイルは、オレンジ・スイートのことを指します。
オレンジオイルは何世紀にも渡り、地中海地方、インド、中国では人気の民間療法でした。
オレンジオイルの利点は、免疫の強化、消化の促進、疲労、ストレス、口腔、皮膚の問題など広範囲の症状で使用されてきました。
それではオレンジオイルの14個の効果効能と使い方を見ていきましょう。
Contents
オレンジオイルの効果効能14選と使い方
①免疫を強化する
オレンジオイルは主要成分であるリモネンが多く含まれているため、強力な抗酸化作用を持ちます。
そのため、フリーラジカルと戦うのを手助けしてくれます。
また利尿作用がありますので、体内毒素の排出を手助けします。
②不安を軽減する
オレンジオイルは、不安を軽減し気分を落ち着かせる働きがあります。
またストレスや疲労の軽減に役立ちます。
アロマセラピーや自然療法家は何世紀にも渡り、オレンジオイルを精神安定の目的で使用してきました。
さらに自然な抗うつ薬としても使用されています。
不安を軽減し、気分をリラックスさせるためにボトルから直接匂いを嗅ぐか、ディフューザーで部屋に拡散させてください。
③血圧を下げる
オレンジオイルは、血流を促進する働きがあるため、高血圧の自然薬として役立ちます。
オレンジオイルとキャリアオイルを混ぜ、腹部にマッサージすることで血流を促進します。
④抗炎症作用
オレンジオイルは、炎症を素早く緩和する働きがあります。
発熱、感染症、抗生物質の副作用などの刺激や痛みを、減らすことに役立ちます。
⑤筋肉や関節の痛みを和らげる
オレンジオイルは、鎮痛作用があるため筋肉、関節の痛みを和らげるのに役立ちます。
また、オレンジオイルの爽やかな香りは神経の緊張を緩め、痛みに対しての耐性を高めることができるため、眠りやすくなります。
筋肉、関節の痛みに苦しんでいるようであれば、オレンジオイル数滴とキャリアオイルを混ぜ、痛みのある部分にぬりマッサージしてください。
また、お風呂にオレンジオイルを数滴入れることもできます。
⑥睡眠を良くする
オレンジオイルは、気分を落ち着かせる働きがあるため、不眠症を対策する精油のひとつになります。
オレンジオイルの匂いは、朝の気分を高めてくれるだけではなく、神経を落ち着かせる働きもあるため、一日の最後の夜に楽しむこともできる精油です。
寝る前に、ディフューザーで部屋に拡散し、一日の疲れを癒してください。
⑦肌の活性化
オレンジオイルは、ビタミンCが多く含まれているため、肌の活性化や保護に役立ちます。
肌のくすみ、乾燥に対して、オレンジオイルとキャリアオイルを混ぜ、顔に少量ですが塗ることができます。
塗る前に必ず、パッチテストを行うようにしてください。
⑧ニキビや吹き出物のケア
オレンジオイルには、抗酸化作用と抗防腐作用があるため、ニキビや吹き出物の原因である細菌やバクテリアを抑える働きがあります。
オレンジオイルとココナッツオイルを混ぜ合わせたものを、綿棒につけニキビや吹き出物がある場所に塗ってください。
またオイリー肌、鼻の頭の毛穴の黒ずみ、軽いすり傷、やけどなどにも使用できます。
⑨口腔ケア
オレンジオイルは、殺菌作用があるため歯や歯茎の健康を守ることができます。
最適な方法は、ココナッツオイルにオレンジオイルを数滴加え、オイルプリングすることです。
精油を加えることは、抗菌作用と抗真菌作用を高める働きがあります。
オレンジオイル以外にも、レモンオイル、ペパーミントオイルもおすすめです。
香りがつくので、楽しくオイルプリングができます。
オイルプリングのやり方などの詳細は下記の記事を参考にしてください。
⑩消化を促進
オレンジオイルのフレッシュな柑橘系の香りは、食欲を増進させ、消化の働きを良くします。
また、胃もたれの緩和にも役立ちます。
消化器系を刺激するために、食事の前にディフューザーで部屋に拡散してください。
⑪お腹のハリを和らげる
腸管にガスが溜まるとお腹がはり、痛みや胃の不快感を引き起こします。
オレンジオイルは、お腹のハリを和らげるのに役立ちます。
オレンジオイル数滴をキャリアオイルと混ぜ、下腹部をマッサージしてください。
⑫キッチン周りの除菌
オレンジオイルはその爽やかな柑橘系の香りを持っているため、希釈して使用すればキッチン周り、まな板などを除菌することができます。
⑬ルームスプレー
市販されている消臭スプレーなどは、多くの化学物質を含むため、吸い込んでしまうとよくありません。
スプレーボトルに水とオレンジオイルを数滴加えれば、化学物質フリーの天然の芳香スプレーに早変わりです。
更にオレンジオイルの爽やかな香りで、気分も上がります。
⑭虫除け
オレンジオイルは、アリ、イエバエ(特に幼虫)に対して殺虫効果があります。
スプレーボトルに水とオレンジオイル数滴を入れ、気になる場所にスプレーしてください。
オレンジオイルの副作用と注意点
・皮膚刺激が起きる場合がありますので、パッチテストをしてから試してください。
・肌に使用する場合は、ココナッツオイルやホホバオイルのようなキャリアオイルで希釈してから使用してください。
・使用後はよく肌の状況を確認し、赤くなる、腫れ、じんましんなどがでていないか確認してください。
・オレンジやその他の柑橘系の果物にアレルギーがある場合は、使用を控えた方がよいです。
・妊娠中、授乳中、子供については、注意する必要がありますので医師に相談するようにしてください。
・他の薬と相互作用を起こす可能性があるため、病気がある方は同じく医師に相談してください。
・皮膚にぬったまま紫外線を浴びると皮膚刺激を引き起こす場合があるため、肌に使用した後は12時間は紫外線を避けるようにしてください。
・セラピーグレードの精油や、治療レベルで使用できる精油を選ぶようにしてください。
・精油はペットにとっては良くない場合がありますので、ディフューザーを使う時はよく確認するようにしてください。
最後に
甘酸っぱい爽やかな香りのするオレンジオイルは、落ち込んだ気分の時や、疲れている時に使用したい精油のひとつです。
多くの効果効能があることが示されていますが、これはオレンジオイルの主要成分であるリモネンが原動力になっています。
リモネンの強力な抗酸化作用により、免疫を強化し体を整えるのに役立ちます。
1本常備しておけば、様々なシーンで使用できます。
ぜひ常備しておいてください。
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