糖質、脂質、塩分が多く高カロリーで、なおかつ栄養価のバランスを欠いた食品の代名詞がジャンクフードです。
「ジャンク」とは、英語で「がらくた」や「クズ」という意味を持っています。
つまりジャンクフードは、人が食べるに値しない食品であることが、言葉から読み取ることができます。
しかしジャンクフードは、なぜだか美味しく手が止まらなくなりますよね。
あなたが日常的にジャンクフードを食べていて、体に悪いから止めるという決断をすることは大切です。
その一方でジャンクフードを止めてから、体に異変が起きることがあります。
もしあなたが、体に異変を感じているようであれば、それは禁断症状かもしれません。
ジャンクフードは薬物の禁断症状と同じ
米・ミシガン大学の男女19歳から68歳の231人を対象に、ジャンクフードの摂取を止めてもらう調査を行いました。
そして毎日、精神状態や身体の状態を記録するようにしました。
対象者の報告の結果、ジャンクフードを控えた2日目から5日目までの間に、イライラや悲しみなどが高まりました。
驚くことに、これらの症状は薬物の禁断症状と同じだったのです。
研究者は、ジャンクフードのような加工品が、アルコールや薬物と同じように依存症にかかる性質があると結論づけています。
つまり日常的にジャンクフードを食べている方が、急にやめると禁断症状がでてしまうということです。
米・スクリップス研究所の研究員もジャンクフードの過剰摂取は、人の脳をコカインやヘロインなどの薬物の中毒症状に似た状態を作りだすとしています。
ジャンクフードの危険性
多くの人々が、ジャンクフードに対して中毒症状や禁断症状がでるなんて思ってもいません。
気軽にどこでも購入できる、ジャンクフードは大人だけではなく子供も大好きなものです。
しかし、子供のうちからジャンクフードに慣れてしまうと、味覚も育たないし、大人になってもジャンクフードを止めることができなくなります。
ジャンクフードは、糖質、脂質、塩分が多く高カロリーであるため、肥満、動脈硬化、中性脂肪の増加、悪玉コレステロールの増加、死亡率の上昇につながります。
またEnvironment Internationalに掲載された、ジョージワシントン大学の研究によるとファーストフードを多く食べる人は、環境ホルモン(内分泌かく乱物質)として知られるフタル酸エステルの検出量が多いことがわかりました。
フタル酸エステルについての記事は下記を参考にしてください。
ジャンクフードはどんな食べ物
ジャンクフードは、人それぞれ定義やイメージするものが違うかもしれません。
ハンバーガー、ポテトチップスがジャンクフードだと思っている方が多いかもしれませんが、その数は非常に多く、あなたが想像していないものも含まれるかもしれません。
以下が一例です
・ピザ、ホットドック
・菓子パン
・フライドチキン
・チョコレート
・ドーナツ
・ラーメン
・清涼飲料水
・スナック菓子
・ケーキ
最後に
ジャンクフードには、人工甘味料やその他多くの食品添加物が含まれています。
特に甘い物に依存してしまうと、シュガーホリック(砂糖中毒)につながる可能性があります。
シュガーホリック(砂糖中毒)も同様に、薬物と同じように依存性があります。
そしてジャンクフード依存症は、有害な食品添加物の摂取につながり、健康的に良くないことは言うまでもありません。
また本人に自覚がなかったり、認めたくないという心理が働くため、ジャンクフードを止めること自体が難しくなります。
しかし、ジャンクフードを止めて、新鮮な食べ物に切り替えれば、あなたの体は確実に変化を起こし、調子が上がるのがわかってくると思います。
まずはジャンクフードを減らすことから始めてみてはどうですか?
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