うつ病の薬物療法より効果がある5つのアロマオイル(精油)とセントジョンズワートのハーブ!

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うつ病の改善には、抗うつ薬が使用されます。しかしその抗うつ薬の副作用は多くの危険を伴います。

しかし、アロマオイル(精油)やハーブのセントジョンズワートは副作用のない天然の抗うつ薬として知られています。

前回の記事では、【うつ病を改善させる11個の効果ある方法と食べ物、飲み物!うつ病が増加している本当の原因は?】を取り上げました。

今回は、うつ病を改善させるハーブのセントジョンズワートと5つのアロマオイルをご紹介していきます。

うつ病を改善させるセントジョンズワート

セントジョーンズワートは、ハーブの一種で、日本では西洋弟切草(セイヨウオトギリソウ)と呼ばれています。
セントジョンズワートはうつ病の代替医療、自然医療として多く研究されています。

いくつかの研究では、軽度から中程度のうつ病や不安障害に対処するのに役立つとされています。

セントジョンズワートは、古代ギリシアから何世紀にもわたり医療目的で使用されてきました。
ヨーロッパでは、抗うつ薬よりもセントジョンズワートが広く処方されています。

実際、一般的な抗うつ薬のSSRIの有効性と比較することができるほどの効果があります。
そして、抗うつ薬のSSRIよりも、副作用が少ないことが研究によりわかっています。

研究者は、セントジョンズワートがうつ病に対してどのように影響するかは正確には分かっていないが、ヒペリシン、ハイパフォリン、アドヒペルホリンという有効成分が関係あるとみています。

この3つの成分が、脳内でセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンを増加させ、気分を高め、うつ病を改善させるとみています。

注意点と副作用

副作用はほとんどみられませんが、まれに睡眠障害、胃の不調、湿疹、発汗、疲労、日光過敏症があげられます。

抗うつ薬との併用は、セロトニン症候群という副作用が起こる可能性があるので絶対にやめてください。

セロトニン症候群とは、抗うつ薬を服用中に脳内セロトニンの濃度が過剰になることで、生命を脅かすような状態になる可能性があります。

妊娠している方、子供、高齢者、特定の病気を持っている方、薬を服用している方はおすすめはできません。

ヨーロッパでは広く処方されていますが、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、セントジョンズワートをうつ病の処方薬として承認していません。

必ず医師の指導のもと、服用してください。

うつ病を改善させる5つのアロマオイル

嗅覚と脳は密接に関係しているため、匂いにより大きく感情が変わります。
臨床試験では、精油は気分を高めることが証明されています。

そして、うつ病を改善させる精油も複数存在します。
それではどの精油が、うつ病を改善させるのか見ていきましょう。

①ラベンダー

ラベンダーオイルは、ストレスを和らげ、睡眠を改善するのに役立ちます。
心を落ち着かせる性質を持っているので、薬用として使用されていた歴史があります。

産後うつのリスクを改善するのにアロマセラピーが役立つかどうかを調べた2012年の研究では、4週間ラベンダーオイルを部屋に焚くことにより、うつ病と不安障害の両方が、有意に減少しました。

また別の研究では、うつ病と関係あるPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ人を対象として行われました。

ラベンダーオイルを毎日使用することで、うつ病を32,7%減少させ、47人のPTSD患者の睡眠障害や、うつ病、気分を高めることに役立ちました。

【ラベンダーの使用方法】
・アロマディフューザーを寝室で眠っている間に使用する。
・手首、耳の後ろ、こめかみに直接塗る。
・直接吸い込む。

②ベルガモット

紅茶のアールグレイの香りを思いだしてみて下さい。
その紅茶の香りにはベルガモットが着香されています。

ベルガモットオイルは非常に刺激的で、リモネン、アルファピネンが含まれており効果的な抗うつ剤として作用します。
また、血液の循環を改善し、エネルギーを高め、気分を高めてくれます。

2011年に行われた研究では、ベルガモットオイルが不安を軽減することが示されました。

また別の研究では、ベルガモットオイルとラベンダーオイルの組み合わせが効果的だと示されました。
この研究では、この組み合わせが血圧や脈拍数を下げ、リラックス感情を高めました。

【ベルガモットの使用方法】
・アロマディフューザーを使用する。
・手首、足、胃の上に直接塗る。

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③ローマンカモミール

カモミールは、ストレスを解消し、リラックス効果のあるハーブです。
また古代エジプトでは太陽神へ捧げられていました。

2012年の研究では、ローマンカモミールが心身共にリラックス効果がありうつ病や不眠症を和らげるのに役立つことが示されました。

【ローマンカモミールの使用方法】
・アロマディフューザーを使用する。
・2~3滴容器に落とし直接吸い込む。

④イランイラン

イランイランは、マリリンモンローが愛用していた香水「シャネルの5番」の主成分のひとつです。

このイランイランオイルが、うつ病やストレスの軽減に役立つことが研究で示されました。
またホルモンバランスを整えたり、中枢神経をリラックスさせる効果があります。

【イランイランの使用方法】
・アロマディフューザーを使用する。
・手首、首に直接塗る。

⑤グレープフルーツ

グレープフルーツオイルは、疲労や精神的疲労を軽減させる素晴らしいオイルです。

柑橘系の香りは、心身ともに気分を高め、免疫機能も改善させることが証明されています。
柑橘系のオイルは抗うつ薬よりも効果的という研究もあります。

【グレープフルーツの使用方法】
・アロマディフューザーを使用する。

⑥その他の効果的なオイル

・サンダルウッド
・ジャスミン
・バジル
・ゼラニウム
・オレンジ
・ウコン
・ローズ
・シダーウッド

上記のオイルも効果的です。あなたの好みに合わせてお使いください。

使用上の注意点

・セラピーグレードエッセンシャルオイルや、治療レベルで使用できる精油でなければ効果は発揮できません。

・精油の一部にはアレルギー反応を起こす場合もありますので、腕や脚でパッチテストをしてから使用してください。

・一部の精油を除き、原液のまま肌に塗らないで下さい。水や植物油などで薄めてから使ってください。

・妊娠中、授乳中、投薬中、3歳未満の子供は、使用は控えてください。使用したい場合は医師に必ず相談してください。

・ベルガモット、レモン、グレープフルーツなどの柑橘系の精油は、肌についたまま日光を浴びると、肌トラブルが起こることがありますので注意してください。

・ネコ科の動物はエッセンシャルオイル成分を上手く代謝できませんので、大変危険です。注意して使用してください。

最後に

うつ病を改善させるには、抗うつ薬のSSRIを服用するのが一般的ですが、危険な副作用や体に負担がかかります。
しかし、ハーブや精油であれば、副作用はほとんどありません。

また、うつ病を改善させる食べ物や飲み物も合わせて摂ることで、身心共に元気になっていきます。
抗うつ薬を飲むかどうか悩んでいる方は、一度試してみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

鈴木たかです。 人生を変えるセッション、コンサルティング、東洋思想や陰陽五行についてのセミナー、東洋占術の鑑定をしています。 食という字は【人】を【良く】すると書きます。 医食同源という言葉が示す通り、元来、食べ物には病気を予防する力が備わっています。 このサイトは医食同源を中心に、身体にとって良い食べ物、飲み物をご紹介していきます。また、家系のシステムについても発信しています。