日本はなんかおかしい、なぜこんなにも生きづらいのだろうか。と思ったことはありませんか?
そして日本全体はどうなってしまうのだろうと不安に思うことはありませんか。
なぜ、経済大国なのにも関わらず、格差が広がり、非正規雇用や貧困が増えているのか答えることができますか?
まず、下記を見てください。
・子供の7人に1人が貧困
・独身女性、3人に1人が貧困
・国民の60,3%が、生活が苦しいと感じている
・シングルマザーの82,7%が生活苦しい
・貯蓄ゼロ 20代 60%以上
・貯蓄ゼロ30~50代 40%以上
・ 1人あたりGDPは先進国最下位
・世界幸福度ランキング 156ヵ国中58位(2019年)
・世界報道自由度ランキング 180ヵ国中67位(2019年)
・男女平等度ランキング 149カ国中110位(2019年)
正直悪いデータはもっとたくさんあります。
世の中の変化は、誰も止めることができません。川の流れのように、ある程度決められた未来へと進んでいきます。しかし私たちが乗っている船は、土でできています。早く気づかなければ、溺れてしまいます。これが、今の世論であり世間の常識であり日本です。
世論や常識の外側に気づくことが大切です— 鈴木たか☯️食と身体を考える (@taokun91) March 22, 2019
世の中の変化は、誰も止めることができません。川の流れのように、ある程度決められた未来へと進んでいきます。
なぜこれだけ貧困に陥り、格差が生まれたのか。また社員が減り、非正規がこれだけ増えたのか。
それは不景気だからでしょ。ではなく不景気を意図的に作っているからこれだけ多くの問題が生まれるのです。
知ることは、行動するための第一歩になります。
日本が物質社会の頂点を極められた理由
日本は、戦後の焼け野原の状況から、経済大国へと駆け上がりました。
高度経済成長期は、会社に居れば毎年給料が上がり、年齢を重ねるほど豊かになります。
また、多くの会社が0から1を生み出す必要があるため、個人の成長はつまり会社の成長に繋がります。
つまり働き手は会社に対して貢献したいというモチベーションが生まれ、働くことに対して、意義や楽しさを感じることができます。
それに加え、家、車などの物欲がモチベーションのエンジンになります。
またこの頃の社内関係も今みたいに希薄ではなく、家族の ように、愛情をもって接してくれます。
例えば、新入社員が初任給が出た時に、どのようにお金を使ったら良いかなど教えてくれるのです。
また宴会部長という名の、盛り上げ役のキャラクターが必ずいました。
宴会部長は、例え仕事ができない人でも、組織の潤滑油になるため、欠かせない人材でした。
社員旅行、運動会などのイベントも多くありました。
そして今、これらのイベントが見直されてますよね。
つまり、会社がひとつの家族のような結びつきになっているため、組織が強いのです。
ところが、バブルが崩壊したところから、日本の歯車が狂い始めました。
非正規雇用と貧困の増加はなぜ?
1993年、富士通が日本人には馴染まない「成果主義」を導入しました。
そして小泉内閣による「聖域なき構造改革」により、郵政民営化などの「官から民」という新自由主義へ舵をきりました。
この時の労働者派遣法改正により、非正規社員、格差、貧困の増加という種を蒔いたのです。
そして、今の日本の状況を見たら、非正規社員、格差、貧困の増加は、すさまじいものです。
当時、政府はアメリカから突きつけられる「年次改革要望書」通りの法案を通していました。
この要望書に書かれていることは、民営化を進めることで日本の富を多国籍企業へ、吸い上げる構造を作ることです。
民主党政権に入り、鳩山政権は、この「年次改革要望書」を停止したことは、あまり語られることはありません。
2010年の世界報道自由度ランキングでは、鳩山政権が11位と高くなっています。
日本のマスコミは、良いことをするまたは良い政治をする人のことを叩きます。
あなたの会社でも良い提案をしたら「出る杭は打たれる」という具合に、素晴らしい提案でも却下させられてしまいますよね。
つまり不都合だと思ったら一斉に叩きだしますので、見る目を養うことが必要です。
また、長年に渡り、3S政策という愚民化政策が行われており、今の非常識な人達、いやモンスターを生みだしています。
3S政策とは、3つのSの頭文字のことで、スポーツ、セックス、スクーリン(テレビ、映画)という意味です。
この3つに、目を向けさせておけば、政治に対して無知、無関心にさせることができ、なおかつ愚民を作ることができます。
非常識な人、理不尽な人達は、これらの政策により生み出されているのです。
つまり、今の殺伐とした状況、 非常識な人達、希薄な人間関係などは意図的に作られているということです。
原因があるから、結果があります。当然ですよね。
私達は、結果にばかり目が行き、原因を見ようとしない習性があるようです。
低欲望社会の到来
さて、今の若年層は低欲望だと言います。
コンサルタントの大前研一氏も、著者「低欲望社会」の中で、欲のない若者や日本経済に対して警笛を鳴らしています。
物質社会の頂点を極めた日本は、産まれてから生活するのに、困ることはありません。
物は周りに溢れているし、欲しいものがあれば買ってくれます。
このような環境で育つと 、ハングリー精神が弱くなります。
そして、このような環境で育つと、物欲がモチベーションになりません。
つまり、仕事で頑張り、もらった給料で物を買うという行為に、モチベーションや意味を見いだせません。
今の社会では、年収が少なく、頑張っても認められなかったり、非正規で、いつ肩を叩かれるかもわかりません。
その状況では、消費する気にはなれないので貯蓄に回すしかありません。
今起きているの日本の状況は、意図的に誘導された社会になっています。
最後に
日本は、グローバリズムにより破壊つくされようとしています。
そしてグローバリズムにより、貧困はますます増加していくと予想しています。
それは今のアメリカの状況を理解しているからです。今のアメリカの状況が、日本の数年後の未来になるからです。
個人個人はいくらでも幸せに生きることができますが、残念ながら日本全体の未来は、そう明るくはありません。
私たち一人一人が、世論に惑わされず、しっかりとした考え方を持たなければ、為政者の思惑のままになります。
日本人は、世界の中で最も感情や情緒で、物事を判断する国民と言われています。
つまり事実や証拠があるにも関わらず、好き嫌いで判断してしまいます。
そのような国民性を理解している為、彼らは「ハレ」と「ケ」を巧みに使い分けてコントロールしています。
非正規雇用、貧困、格差の深刻な問題は、私達の無知、無関心が利用されここまでまずい状況にきてしまったと言えます。
私たち、一人一人にも問題があるのです。
同じようなことが繰り返えされないためにも、知ることを恐れないでください。
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