アロエベラは何世紀にも渡り、健康問題の改善に使用されてきました。
米国薬局方は1820年に下剤や皮膚を保護する薬として公式にリスト入りしました。
今日では化粧品、医薬品、食品業界と幅広い分野で使用されている欠かせない植物です。
実はアロエベラには、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素など、75以上もの栄養成分が含まれています。
しかし、多くの方はアロエベラが持っている、薬効を知りません。
それでは、アロエベラの10個の効果効能を見ていきましょう。
Contents
アロエベラの効果効能10選!
①やけどの緩和
軽度のやけどの場合は、患部にアロエベラジェルを塗ることができます。
米国食品医薬品局(FDA)は、1959年にやけどを治療するための市販薬としてアロエベラの軟膏の使用を許可しています。
また、日焼け、乾燥肌、湿疹、切り傷などにも使用することができます。
②髪と頭皮の健康
多くのシャンプーやコンディショナーは化学物質が多く含まれているため、髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。
アロエベラは抗菌作用、抗真菌作用があるため、髪の乾燥や頭皮のかゆみに効果があります。
アロエベラの含まれているシャンプーを使用するかアロエベラジェルを石鹸シャンプーに加えて使用することもできます。
③ニキビの対策
ニキビができている場所にアロエを塗ることで、ニキビを抑える働きがあります。
また、アロエの成分が含まれたクリームは、通常のクリームよりも肌への刺激が少ないです。
④肌への働き
アロエベラは、肌に良いため日焼け、切り傷、乾燥肌、凍傷、湿疹、乾癬などの肌の問題を解決することができます。
しかし、軽度な症状の場合のみになるため、症状がひどい場合は必ず医師に相談してください。
⑤天然の下剤
アロエベラは天然の下剤として知られています。
ドイツのハーブを扱う機関では、便秘の治療に対してアロエベラを承認しています。
しかし、米国食品医薬品局(FDA)は、2002年にアロエ成分が含まれている下剤の市販薬を、米国市場から回収するように要求しました。
理由はメーカー各社が安全情報を提供しなかったためとされています。
判断が分かれているため、便秘にアロエが使用することができるかもしれないという程度の認識を持っていればいいと思います。
⑥消化を手助けする
アロエベラは消化を促進することができ、過敏性腸症候群(IBS)を和らげるのに役立ちます。
まだまだ多くの研究が必要ではありますが、Journal of Research in Medical Sciencesで報告された研究では、1日2回30mlのアロエベラジュースが、過敏性腸症候群(IBS)患者33人の不快感を和らげることができました。
またピロリ菌の増殖を抑える可能性があります。
⑦免疫を強化する
免疫を強化する上で、重要な成分が亜鉛です。
亜鉛は免疫機能を維持し、細菌と戦い病気を予防します。
アロエベラには、免疫を強化するために必要な亜鉛が豊富に含まれています。
⑧口腔の状態を良くする
アロエベラの含まれている歯磨き粉やマウスウォッシュは口腔の状態を良くし、歯垢を減らすためのひとつの選択肢になります。
2017年の研究では、アロエベラの歯磨き粉を使用した人の口腔の健康状態が大幅に改善されました。
この研究では40人の青年を2つのグループに分け、アロエベラの歯磨き粉とトリクロサンを含む一般的な歯磨き粉を1日に2回使用しました。
30日後、アロエベラの歯磨きが、歯垢、歯肉炎、カンジダが軽減され、トリクロサンが含まれる一般的な歯磨き粉よりも効果的であることがわかりました。
⑨ヘルペスの不快感を和らげる
Journal of Dentistryに掲載された研究によると、1日に数回アロエベラジェルを唇に塗ると不快感が少なくなり、回復も早いことが示されました。
アロエベラには、このような症状を抑える抗炎症作用と抗ウィルス作用があり、自然なものであるため、誤飲しても問題ありません。
⑩うつ病、学習、記憶の改善
Nutritional Neuroscienceに発表されたマウスを使用した研究では、アロエベラがうつ病を軽減し、学習と記を改善することがわかりました。
しかし、人ではなくマウスの実験のため、更に研究が必要であるのは言うまでもありません。
アロエベラの副作用
アロエベラの皮膚への使用に対しての、重大な副作用はありません。
アロエの皮に含まれる成分のアロインとアロエエモディンは子宮収縮作用があるため、妊娠中、授乳中は控えて下さい。
ただし、市販されているアロエの食品に関しては適量であれば問題ありません。
12歳未満の子供は、下痢や腹痛を起こす可能性がありますので控えて下さい。
アロエベラアレルギーがある方は控えて下さい。
アロエは血糖値を下げる可能性があるという研究がいくつかあるため、糖尿病の方は控えた方が良いかもしれません。
また、血糖値に影響を与える可能性があるため、手術を控えている場合は2週間前には食べるのを控えて下さい。
腎臓病、クローン病、潰瘍性大腸炎、腸閉塞などの病気をお持ちの方は控えてください
利尿薬、糖尿病薬、ワルファリンなどの抗凝固剤を服用している場合も控えて下さい。
最後に
アロエベラのクリームやジェルを常備しておけば、様々なシーンで役立ちます。
アロエベラの商品は、手軽に入手できますが、品質の高い信頼のできる会社から購入してください。
コメントを残す