ソルビトールは人工甘味料であり、食品添加物として幅広い食品に使用されています。
バラ科ナナカマド属 (Sorbus) の植物から発見された糖アルコールです。
そのためソルビトールと名付けられました。
ソルビトールは、キシリトールやエリトリトールと同じ、糖アルコールとして知られています。
糖アルコールは砂糖よりカロリーが低いため、糖尿病患者の血糖値の急上昇を抑えると言われています。
低カロリーな食品によく添加されているため、ソルビトールは本当に安全なのか疑問に思っている方もいるかもしれません。
それではソルビトールいついて見ていきましょう。
ソルビトールの特徴
ソルビトールは砂糖と比べカロリーが約75%低いため、甘味料として使用されています。
カロリーは低いのですが、甘みは砂糖と比べて60%ほどしかないため、砂糖よりも多く添加しなければいけないデメリットがあります。
ガムやキャンディー、スナック菓子に使用されるほか、歯磨き粉、化粧品、下剤など使用用途は幅広いです。
ソルビトールの3つ危険性
①吐き気、胃の不快感
ソルビトールの最も一般的な副作用が、吐き気や胃の不快感です。
特に糖アルコールに対して耐性の弱い子供に影響がでやすいです。
しかし大人でも10グラムのソルビトールの摂取でも影響を受ける方もいます。
一粒のガムが1,25グラムになりますので、半分食べれば10グラムを超える計算になります。
②下痢
50グラム以上のソルビトールの服用は、下痢をする可能性があります。
実際に、下剤として医薬の用途として使用されることがあります。
③体重が減る
British Medical Journalに掲載された2008年の記事では、ソルビトールが大量に含まれる食品を食べる人の中では、体重が減る可能性があるとしています。
つまりソルビトールの下剤効果と栄養素の吸収の制限により体重が減ると言います。
最後に
世界保健機構(WHO)、食料農業機構(FAO)は、ソルビトールは毒性はあまりないというスタンスをとっています。
しかし、過剰摂取については上記のような副作用がでる場合があります。
私は人工甘味料について、懐疑的なスタンスなので、蜂蜜やメープルシロップなど極力天然の甘味料を摂ってほしいと思っています。
また、歯磨き粉に添加されている場合は、下剤の働きがあるため小さな子供がいる場合は、注意が必要です。
また使用させないという選択肢も考えてください。
ソルビトールを含むガムを多く食べ、下痢になると心当たりのある方は控えた方がよいかもしれませんね。
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