長い冬を超え草木や花が、彩りはじめる春先に待っているのは、新しい出会いではなく、私達を悩ませる花粉症かもしれません。
Johns Hopkins Medicineによると、アレルギーは免疫系の疾患であると述べています。
花粉症になると本来有害ではない花粉に対して、免疫が過剰に反応し、体を守ろうとする結果、鼻水やくしゃみなどで体外に排出しようとします。
その結果、不快な症状に悩まされます。
特に精神的、肉体的ストレスを感じている時は、免疫が弱まり敏感になります。外傷や手術を受けた後なども同様です。
そして睡眠不足は免疫が弱くなるため、更にアレルギーを起こしやすくします。
The British Institute For Allergy and Environmental Therapyによると、ストレスを適切に緩和することができれば、花粉症の症状は緩和されると述べています。
それでは花粉症を和らげる食品と避けた方が良い食品を見ていきましょう。
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花粉症を悪化させる食品
花粉症の症状を悪化させる食品があります。
特に以下は気をつけるようにしてください。
・カフェイン
・乳製品
・チョコレート
・小麦
・大豆
・砂糖
・人工甘味料
・加工食品
・トマト
・メロン
・バナナ
・キュウリ
・ズッキーニ
・バナナ
・エキナセア
・カモミール
国民の3人~4人が花粉症と言われている中、花粉症患者の10人に1人が口腔アレルギー症候群を発症しています。
口腔アレルギー症候群は、上記に書いた果物や野菜を食べた後、約15分以内に口の中や唇に違和感があります。
鼻水、喘息、腹痛、じんましん、咳などの症状が起き、最悪の場合はアナフィラキシーショックなどを起こし意識を失う可能性もあります。
花粉症の方は、口腔アレルギー症候群になっていないかを一度確認した方が良いです。
花粉症を緩和する食べ物8選
①地元でとれた蜂蜜
International Archives of Allergy and Immunologyに発表された研究では、蜂蜜を摂取した人の方が、アレルギー治療を受けている人よりもアレルギー症状が良かったと述べています。
地元の蜂蜜を食べた方が良い理由は、蜂蜜の中に花粉症を引き起こしている地元の花粉が含まれているため、症状を緩和する働きがあるからです。
毎日大さじ2~3杯の地元の蜂蜜を食べることで症状の緩和につながります。
②パイナップル
パイナップルにはブロメラインという酵素が含まれています。
豊富なビタミンB、ビタミンCや必須栄養素が含まれ、、季節性アレルギーを抑えるのに役立ちます。
③アップルサイダービネガー
アップルサイダービネガーは免疫を高めるだけではなく、粘液を除去し、鼻腔をキレイにするカリウム、マグネシウムやビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEが多く含まれています。
アップルサイダービネガーを1日3回、大さじ1杯とるようにしましょう。合わせて地元の蜂蜜を加えると更に効果的です。
アップルサイダービネガーは、病気の予防から美容美肌、ダイエットや犬の皮膚の問題に至るまで使用できる万能なお酢です。
詳しくは下記の記事からお読み下さい。
④発酵食品
発酵食品を食べることは、腸内環境を整え免疫の強化と、消化の改善につながります。
下記の発酵食品を摂るようにしてください。
・納豆
・キムチ
・ヨーグルト
・ケフィア
・コンブチャ
⑤新鮮な野菜
ビーツ、キャベツ、ニンジン、スイスチャード(フダンソウ)などは、気道を広げるたり、筋肉をリラックスさせるマグネシウムが含まれており、季節性アレルギーの緩和に役立ちます。
⑥にんにく
ニンニクは免疫を強化し、アレルギー性の免疫反応を軽減することがわかっています。
ニンニクは数千年もの間、多くの文化圏で自然に健康問題を解決するために食べられてきました。
ニンニクについての詳しい記事については下記を参考にして下さい。
その他の食べ物
・生姜
・たまねぎ
・サケ(天然)
・山芋
・ピーナッツ
・干し柿
・シソ
⑧サプリメント
下記に挙げるサプリメントを摂ることも花粉症の緩和に役立ちます。
アレルギーが出る1~2ヵ月前から飲むことが勧められています。
・スピルリナ
・バターバー
・ビタミンA
・ケルセチン
・ブロメライン
・亜鉛
花粉症の5つの対策
①鼻うがい
鼻うがいは、鼻づまりを緩和し粘膜をきれいにします。
人肌(37℃)くらいのお湯に、食塩を0.9%の濃度にし、鼻うがいをしてください。
鼻うがいのための、ネティポットと言う商品が販売されているので試してみてください。
②精油
ディフューザーなどで、精油を部屋に拡散することで、鼻腔が広がり、ストレスの軽減につながります。
ペパーミントオイル、ラベンダーオイル、ユーカリオイル、ローズマリーオイル、サイプレスオイルなどがおすすめですので試してください。
ペットを飼っている場合は、中毒になる場合があるので注意してください、
③水を飲む
水を飲むことで、体内毒素が排出されます。
水分が不足していると、毒素が排出されませんので、水を意識して飲むようにしてください。
④ドア、窓を閉める
花粉が多い時期には、窓を開けていると花粉が部屋の中に入ります。
換気も大切ですが、窓を閉めて花粉を入れないようにしましょう。
⑤外出の際
外出する際は、肌の露出を少なくし、マスクをして出かけましょう。
最後に
花粉症だけではないですが、はじめにすることは免疫を上げることです。
そして体を温めることをベースとして、上記の花粉症を緩和する食べ物を摂りいれていきましょう。
食生活を見直すことは、とても重要です。
またストレスの緩和は、花粉症を和らげることにもつながります。
上記の食べ物やサプリメントなどを上手く活用し、花粉症と上手に付き合っていきましょう。
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