2022年のデータではありますが、小・中学校の不登校、過去最多24万人超ということでした。
コロナで通学の制限や学校行事の中止、交友関係が築けないなど外的要因も合わさっていると思います。
不登校になる理由は、人によって様々です。
例えば、無気力、生活リズムの乱れ、いじめ、親子の関わり方、先生との関係、学業不振など。
長男が不登校と言うことで、家系のセッションをさせて頂きました。
セッションを受けに来た方は、不登校になっている長男の母親です。
仮にAさんとします。
Aさんの父親は、あまり感情を出さない寡黙な人です。そして、Aさんに対しても必要な時は言ってくれるが、一歩距離を置いているという感じです。
一方、Aさんの母親は、明るく人のお世話をするのが好きです。
そんな性格もあり人に対して距離を縮めすぎ、ケンカになったりと人間関係の距離感をつかむのが上手ではありません。
身内ではない人に対しては、お世話をしますがAさんに対しては一歩距離を置いています。
父親、母親がAさんに対してあまり干渉していないわけです。つまり、あまり愛情をかけていないということです。
すると、Aさんは長男に対して両親と同じように接してしまい、あまり干渉しません。
というよりも、長男に対しての距離感がわからないのです。
だからこそ、人を褒める、認めるというのができないということが起きます。
褒められない、認められないと感じると自己承認欲求は高くなります。
聞くと長男は、自己承認欲求がとても高いとのこと。
自分は認められていないというのが、不登校に繋がっていたわけです。(他にも要因はありますが)
そのため、長男に対しては褒めて認めてあげることをしてください。とお伝えしました。
Aさんは、褒める認めるということが家系の課題だったわけです。
(家系の課題は4~10個はでてきますので、その一部になります)
不登校の原因は、これだけではないですがひとつの事例として参考にしてください。
ひきこもりになる原因も同じです。
人によって不登校やひきこもりになる原因は様々です。
そして、不登校になるというのは子供の問題だけではありません。
それは、家系の課題を知らせるためのメッセンジャーとして、不登校という現象が起きたわけです。
Aさんは、子供の不登校を通じて、色々勉強をしてきたようです。
そして、アドバイスをくれる先生も何人かつけているようですが、先生により不登校を改善する方法がそれぞれ異なります。
その先生の成功事例は、全てのお子さんに適応できる訳がありません。
それは、個性や環境がそれぞれ異なるため、その子供によって変わってきます。
その部分で子供に対しての方針に悩まれていましたが、家系の課題を紐解くことで、どのようにしたらよいかの方針が決まったようです。
不登校というのは子供だけの問題で捉えるのではなく、家系という全体の中の問題として捉えていくことで解決に向かっていくわけです。
コメントを残す