『妻に龍が付きまして…』は、龍神ブームを作るきっかけとなった一冊と言ってもいいかもしれません。
龍神ガガシリーズは累計20万部のベストセラーになり、各地の龍神系の神社には参拝者が多く訪れるようになりました。
龍神系の神社の中でも、最もパワーがあるのが箱根の九頭龍神社、箱根神社、箱根元宮の三社になります。
龍神は自然霊であり、決して龍の姿をしているわけではありません。
さらに自然霊にも霊格があります。
霊格の高級ものから低級のものまで様々です。
龍神も高級な金龍、白龍。低級な黒龍、青龍、赤龍などがいます。
高級な霊格の龍神は、現世利益のような人の欲に対しては関心がありません。
龍神は頑固で白黒はっきりつけたい性格であり、自己顕示欲が強いため、人間臭いところを持ち合わせています。
つまり、人につく龍神というのは低級な龍神ということになります。
物質主義、利益追求、自分都合などの利他ではなく自他優先の考え方を持っている人にとっては、波長の低い龍神を引き寄せるかもしれません。
今回、休みを利用して奈良県にある室生龍穴神社と龍鎮神社に参拝をしてきました。
龍神を感じてみたいという理由もゼロではありませんが、本当の目的は歴史から消されてしまった「瀬織津姫」の謎を解くことです。
室生龍穴神社と龍鎮神社
室生龍穴神社
室生龍穴神社は大阪市内から車で約1時間ほどの場所です。
女人高野として知られる室生寺の近くにあります。
龍穴神社の山奥に龍神の住処になっている洞窟があります。(下の画像左)
道幅は狭いため、対向車がくると気を使うほどの狭さです。
龍鎮神社
室生龍穴神社から車で15分くらい離れているところに龍鎮神社はあります。
ナビをセットしても迷いそうになる道を通るので、たどり着かない人もいるかもしれません。
本殿(上の画像)まで行くには、川を渡らなければいけません。
途中まで靴のまま行ったのですが、これではダメだと思い裸足に。
しかし、苔ですべることすべること。
とうとうその苔で転けました。こけでこけました。
腕からは流血です。
龍穴神社に行った後に流血です。こけでこけてです。
どうやら私には低級な龍神がついたようです。
次は笑いの神様がいるところに行かなければいけないようです。
これ以上すべらないように。
「君の名は。」と瀬織津姫の関係
「伊勢神宮・式年遷宮」と「出雲大社・平成の大遷宮」が重なった2013年頃から、多くの若い女性が神社仏閣に参拝するようになりました。
そして「御朱印ガール」などと言うネーミングが生まれ、神社仏閣に訪れる客層が明らかに変化しました。
振り子の法則により、物質的な時代から精神的な時代へとシフトしていることがわかります。
さらに占星術でも、約2000年のサイクルで魚座の時代から水瓶座の時代へ移行してことでもわかります。
魚座の象徴である、物質的、権威、集団、男性性などの支配的な意味を持つ時代から、精神的、個性、共生、女性性などの自己解放がキーワードである水瓶座の時代に移行しています。
神社仏閣に人が集まるようになったのは、そういった背景もひとつあります。
さて2016年に公開された新海誠監督による映画「君の名は。」は、興行収入250憶円を記録し大ヒットしました。
「君の名は。」に出てくる、三葉(ミツハ)の名前は、日本神話に出てくる水波能売神・弥都波能売神(みずはのめのかみ)からつけられています。
「みずはのめのかみ」の別名は、瀬織津姫(セヲリツヒメ)ではないかと言われています。
また、瀬織津姫が龍神ではないかというヒントもこの映画が教えてくれます。
「君の名は。」は、天照大御神と瀬織津姫との出会いを隠れたテーマにしており、瀬織津姫こそ龍神ではないのかという隠れたメッセージを受けとることができます。
また白山比咩神社の菊理姫(ククリヒメ)が、瀬織津姫であるという説もあったりします。
瀬織津姫について調べていくと、なぜ歴史から抹殺されてしまったのか、なぜ表に出ないのかなど謎が多く解き明かすには相当な時間がかかりそうです。
ミソギを乗り越えるために必要なこと
瀬織津姫の謎を追っていくと、消化不良気味になってしまいます。
今回なぜこのようなテーマを取り上げているかというと、これから先、大きなミソギが待っているからです。
ここで言うミソギとは川や海の水で身体を洗い清めることではなく、天変地異を含めた命に関わるような出来事または、ふるいにかけられるという意味です。
そして瀬織津姫こそ、そのミソギから守ってくる存在であり、霊的な進化をサポートする役目を持っているのではないかと。
人の魂を進化させるには、必要不可欠な存在なのではないのか。
魂を進化させられては困るから意図的に抹殺しているのではないのかと。
その仕掛け人は誰なのか。
それは、占星術と数秘術を使い世界で起きる出来事を事前に決めている人々であり、古代バビロニアからの叡智を引き継いでいる人々です。
『世界的な事件は偶然に起こることは決してない。そうなるように前もって仕組まれていた』
第32代アメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルトの言葉が物語っています。
スピリチュアルな心の持ち方をするのは非常に大切なことです。
しかし、なぜスピリチュアルが流行したのかという根本、本質であるニューエイジ運動から理解しなければ待っているのは魂の死です。
たくさんあるスピリチュアルから本物だけを選択していかなければいけません。
そしてミソギを乗り超えるためには、人々の霊性がカギになります。
自分だけ、今だけ、金だけのような自他優先の考え方をしていれば、やがてミソギに飲み込まれます。
龍神ガガシリーズの著者は、龍神からの恩恵をうけていますが、しっかりとした信念が根底にあります。
それは「願いは自分が行動して叶えるものだ。」という自分軸を持っていることです。
つまり、龍神や神様に頼るのではなく、自分の行動の責任は自分で取るというスタンスです。
他力本願ではなく、自分の運命は自分でコントロールすること。
占いに頼れば占いに裏切られるように、龍神にすがるようなことをしてはいけないのです。
行き過ぎた資本主義の代償により、世界は一気に膿を出そうとしています。
自分軸を持ち行動に責任を持つこと。
自他ではなく利他の心を持つこと。
感謝すること。
一度振り返って考えてみてください。
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