炎症は多くの病気の原因になります。
バランスの良い食事を心がけることは、炎症を抑えるのにとても大切になります。
炎症とは体を守るために、その部位が熱を持ち赤くはれたり痛んだりすることです。
これは、生体防御反応のため起こることになりますが、皮膚炎、関節炎、肺炎など「〇〇炎」がつく病名は、その部位に炎症が起こしているためです。
炎症を起こさないためには、食事に気をつけなければいけません。
特に今回紹介するものは、炎症を起こしてしまう可能性が高い食品になります。
それでは炎症につながりやすい7つの食品を見ていきましょう。
Contents
炎症を起こさないために控えるべき7つの食品!
①揚げ物
ポテトチップス、ドーナツ、フライドポテト、フライドチキンなどの揚げ物には、トランス脂肪酸が含まれています。
特に話題にあがるのは、マーガリンです。
トランス脂肪酸をとりすぎると、悪玉コレステロールが増え、動脈内膜に炎症が起きやすくなるといわれています。
また、トランス脂肪酸は、心臓病、癌、糖尿病のリスクを高めることが知られています。
アメリカでは、トランス脂肪酸を添加することは原則禁止になっており、多くの国が規制をしています。
世界保健機関(WHO)は2023年までに、トランス脂肪酸の使用禁止にする予定にしています。
②加工肉
ハム、ベーコン、サラミ、ホットドッグ、ソーセージなどの加工肉は、炎症の原因になる可能性があります。
また世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC)は、ハムやソーセージなどの加工肉は発がん性があるとして発がん性物質に指定しました。
加工肉に含まれている亜硝酸塩が添加されていないものを選びたいです。
下記の記事を参考にすることで加工肉の理解が深まります。
③小麦
パスタ、パン、クッキーなどの小麦から作られたものは、炎症の原因のひとつになります。
米国でベストセラーになった『「いつものパン」があなたを殺す』の中で、小麦に含まれる「グルテン」が、脳に炎症を起こし、腸に小さな穴を開けると指摘しています。
小麦から全粒穀物に変えることで、炎症を軽減し、慢性疾患から守ることが研究によって示されています。
④アルコール
酒は百薬の長と言われ適度な飲酒は健康的かもしれませんが、飲みすぎは炎症につながります。
また、リーキーガット症候群のリスクを増大させる可能性があります。
くれぐれも飲みすぎにはご注意ください。
⑤人工甘味料
低カロリー、砂糖不使用、ダイエットなどと表記している食品には、ほとんど添加されている人工甘味料。
アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK、ネオテームがよく使用されている人工甘味料になります。
人工甘味料は腸内細菌を乱し、炎症を引き起こすことがいくつかの研究で示されています。
⑥異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)
異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)は、トウモロコシから作られた甘味料です。
清涼飲料水、アイス、パン、お菓子、ドレッシング、その他の多くの食品にはこれらが添加されています。
ラベルには、「果糖ブドウ糖液糖」、「ブドウ糖果糖液糖」、「異性化液糖」など記載されています。
Nutrition&Diabetesで発表された研究では、異性化糖が含まれている飲み物を多く飲むと、20歳から30歳の成人の関節炎のリスクが高いと報告されています。
⑦植物油
加工精製された植物油は、オメガ6脂肪酸が非常に多く含まれています。
オメガ6脂肪酸は健康にとって大切ですが、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスが崩れると炎症を引き起こす可能性があります。
オメガ3とオメガ6の摂取の推奨の比率は1:4とされています。
しかし実際は、1:15くらいの割合でオメガ6の摂取が多くなっています。
そのため、オメガ3脂肪酸を食事に追加することで、炎症の緩和につながります。
最後に
慢性の炎症は、心臓病、癌、糖尿病などの原因になる可能性があります。
そして炎症は万病の元です。
健康的な食事を意識し、これらの7つの食品を控えることは炎症を抑えることにつながります。
この7つの食品はチェックしておきましょう。
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