ストレスを感じることが多い現代では、人々は癒しを求めます。
日本ではペットセラピーも少しずつ認知されはじめ、学校、養護施設、病院などで実績をあげています。
ペットには癒しの働きがあるのは、よくわかると思いますが、ストレスを軽減することが研究で示されました。
たった10分間!犬や猫と触れ合うだけでストレスが軽減する!
米ワシントン州立大学の研究によると、わずか10分間のペットとの触れ合いによりストレスが大幅に軽減することがわかりました。
この研究は249人の大学生を対象に、4つのグループに分け以下の実験を行いました。
①犬猫と10分間触れ合った場合
②犬猫を10分間観察した場合
③犬猫の写真を10分間見た場合
④10分間何もしなかった場合
学生たちからは唾液サンプルを採取しています。
結果、犬猫と10分間触れ合った①のグループは、ストレスホルモンであるコルチゾールの値が激減しました。
米ワシントン州立大学人間開発学部のパトリシア・ペンドリー准教授は下記のように話しています。
学生らが動物との交流を楽しみ、よりポジティブな感情を味わっていることは既に知っていました。
今回の実験では、動物との触れ合いが客観的方法で学生のストレス軽減に役立つことがわかりました。
このことは、大学が動物介入プログラムに最適な相互作用と動物との触れ合いの時間を決定付けるのに役立ちます。
ストレスは万病の元であり、様々な病気と関連します。
そしてストレスはあなたの幸福感を減らしてしまいます。
ストレスが原因で起きる症状は以下になります。
・不安
・うつ病
・記憶と集中の問題
・頭痛
・体重の増加
・睡眠障害
・消化器系の問題
・心臓病
犬や猫と触れ合うだけで、ストレスからくる病気をある程度防ぐことができるのが、今回の研究によりわかりました。
見つめあうだけでも幸せに
ペットと見つめあうだけでも、幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されるため、お互いの幸福度が高まります。
猫の場合は、長い時間目を合わせると威嚇として捉えられてしまうことがあるので、目が合ったらゆっくりまばたきをしてみましょう。
更に信頼や愛情が深まります。
また面白いことにペットと長く過ごすことで、あなたとペットの顔が似てくるようになります。
これは長年連れ添った夫婦の顔が似てくる現象と同じで、お互いの周波数が共鳴しあっているからです。
画像参照:カラパイア
・猫を飼うことは健康と幸福に大きく影響する17の理由と効果がある!
・猫がゴロゴロする鳴き声には人間を癒す効果のある周波数がでている! ストレス緩和から血圧を下げる周波数の力!
上記の記事を合わせて読むことで、猫を飼うことのメリットがわかると思います。
最後に
私は猫を飼っていますが、猫から学ぶことが非常に多く、一緒にいることで無償の愛や優しさを感じています。
何があっても最後まで守り、一緒にいて幸せだったと思えるような時間にしたいなと勝手ながら思っています。
ペットは飼おうと思えば簡単に飼うことができます。
しかし日本は、年間約14万頭もの犬や猫が殺処分されている現実があります。
最初はかわいいからと飼ったつもりが、飼い主の様々な理由で捨てられてしまいます。
最後まで面倒を見られないのであれば、飼う資格はありません。
高価なペットを飼うのもいいかもしれませんが、保護施設から引き取る選択肢も考えて下さい。
それだけでも、救える命があります。
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