トゥルシーは、「ハーブの女王」と言われており、インドでは最も神聖なハーブとして知られています。
主に熱帯気候で育ち、高さは30~60cm、葉には強い香りのあるシソ科の低木です。
英語ではホーリーバジルという名称になります。和名ではカミメボウキ(神目箒)。
アーユルヴェーダでは、「不老不死の薬」と称していて、寿命を伸ばすと信じられていました。
トゥルシーという言葉は、インドでは「比類なきもの」を意味しています。
その名の通り多くの不調に役立つハーブです。
それでは、トゥルシー茶の11個の効果効能を見ていきましょう。
Contents
トゥルシー茶の効果効能10選!
①風邪や呼吸器系疾患を和らげる
トゥルシー茶は軽い風邪や咳から気管支炎、喘息などの呼吸器系疾患を和らげる働きがあります。
トゥルシー茶に含まれるカンフェン、オイゲノール、シネオールなどの化学成分がこれらの呼吸器系疾患を和らげます。
②ストレスや不安を和らげる
トゥルシー茶は、ストレスホルモンとして知られるコチゾールを正常に戻す働きがあるため、ストレスや不安を和らげるのに役立ちます。
また、神経を落ち着かせ、血流を調整する働きがあり、ストレスを感じたらトゥルシー茶を飲むことを専門家はすすめています。
③口腔の健康
トゥルシー茶は、抗菌作用があるため虫歯を引き起こす口中のバクテリアや細菌を抑える働きがあります。
また、口臭を防ぐことができ、口内炎や口腔癌に対して効果的であることが示されています。
毎日1杯のトゥルシー茶を飲むようにしてください。
④肌と髪の健康
トゥルシー茶に含まれる抗酸化物質やポリフェノールは、健康な肌や髪を維持するのに役立ちます。
また頭皮のかゆみや脱毛を防ぐため、肌や髪の状態を良くします。
年齢による老化の現象を遅らせるために、毎日1杯のトゥルシー茶を飲みましょう。
⑤頭痛を和らげる
トゥルシー茶は、鎮痛作用や鎮静作用があるため頭痛を和らげるのに有益です。
片頭痛やストレスからくる頭痛を和らげるために、トゥルシー茶を飲んでください。
⑥ダイエット
ダイエットを考えているのであれば、トゥルシー茶を飲むことを検討してください。
トゥルシー茶は、新陳代謝を良くし、脂肪燃焼を手助けするため体重を減らすのに役立ちます。
⑦心臓病の予防
トゥルシー茶には、心臓病の予防に欠かせない血液循環の働きを良くするマグネシウムが含まれています。
また、カリウムやカルシウムも含まれており心筋梗塞や発作などから守ります。
⑧腎臓結石を防ぐ
腎臓結石の原因として、尿酸値が高いことがあげられます。
トゥルシー茶は、腎臓をサポ―トする利尿作用と解毒作用があるため、体内の尿酸値を下げる働きがあり、腎臓結石を防ぐ働きがあります。
⑨抗がん作用
研究によるとトゥルシー茶は、様々な種類の癌を抑えるかもしれないことがわかっています。
トゥルシーに含まれているオイゲノール、ロスマリン酸、アピゲニンなどの成分には抗がん作用があります。
乳がん、口腔がんの進行を抑えることがわかっています。
また、放射線治療によるダメージから保護することが、Journal of Cancer Research and Therapeuticsに掲載された2016年の研究でわかっています。
⑩関節炎
トゥルシー茶には、抗炎症作用と抗酸化作用があるため、関節炎の治療に有効であることがわかっています。
⑪マラリア、デング熱の対策
トゥルシー茶は、あらゆる種類の細菌、真菌、ウィルス、アレルギー物質から体を守る働きがあります。
そのためマラリアやデング熱の回復のスピードを早めるのを助けます。
トゥルシー茶の副作用
トゥルシー茶には大きな副作用はありません。
しかし、乳児、妊娠中、授乳中の場合は、安全性がまだ研究されていないため避けた方が良いでしょう。
特に男性の生殖能力を低下させるため、妊娠を望んでいる場合は避けて下さい。
血液凝固薬を飲んでいる場合は、血液凝固に影響があるため、注意が必要です。
最後に
トゥルシー茶は、ロスマリン酸、リノレン酸、オイゲノールなどの抗炎症作用のある成分が多く含まれており、多くの不調を良くする働きがあります。
トゥルシーは、「アダプトゲン」に認定されているハーブのひとつです。
アダプトゲンとは、ストレス、不安、疲労などへの抵抗力を高める働きのある天然のハーブのことを指します。
世界中のハーブは数千種類あると言われていますが、アダプトゲンとして認定されたハーブは、20種類あるかないかです。
アダプトゲンの中には、ウコン、マカ、高麗人参、甘草などの名だたるものが入っています。
そのひとつにトゥルシーが認定されています。
ホーリーバジルについての詳しい記事については下記を参考にして下さい。
毎日1杯のトゥルシー茶が、身体的、精神的な問題を解決してくれるに違いありません。
あなたが普段飲む飲物のひとつとして追加してみてください。
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