風邪は自然の健康法であり病気ではないと言ったらどう感じますか?
風邪をひいたら、病院に行き薬をもらい、温かくして寝るというのが一般的ですよね。
しかし、風邪というものを正しく理解している方は少ないです。一般的に、風邪とは上気道炎のこと言います。
ウィルスや細菌が、鼻、咽頭、喉頭といった気道の上のほうの臓器に感染する病気が風邪と言われています。
そして風邪薬を飲み風邪を治していきます。しかし風邪薬が、効かないことはもうすでに知られている事実です。
それでは風邪というものは一体何なのか?
野口整体で知られている野口晴哉氏が唱える風邪の概念を見ていきましょう。
Contents
風邪の効用
風邪は治すものではなく経過して脱けるもの。と語っていた野口晴哉氏。
1962年に風邪の効用が出版されました。
この本は当時の日本人の風邪の傾向をまとめたものです。
健康な体というのは弾力があり伸び縮みに幅がある。
風邪を引くと、鈍い体が一応弾力を回復し緊張した疲労箇所が緩み弾力が回復していく。
例えば、血圧の高い人は、血圧が低くなる。血圧が低くなるといういうより血管に弾力性が生まれる。
血管の弾力性だけではなく、人間の体中、また心含めた人間全体の弾力性が失われないような生活にすれば突然倒れるとかという事はないわけです。もし硬くなっても風邪をひくと治ってしまう。
人間はだんだん弾力を失っては死ぬ。
風邪は経過するもの
頭を使いすぎて頭が疲れても風邪を引く。消化器系に余分な負担をかけても風邪を引く。
腎臓のはたらきを余分にした後でも風邪を引く。しょっちゅう心配している人は神経系統の風邪を引く。
風邪を経過した後は、弾力のあるピッチリした体になる。
風邪は病気ではなく、風邪自体が治療行為である。
風邪をひいただけ体は丈夫になる。
風邪を途中で中断させてはいけないと言います。中断させるという意味は、薬を飲んで症状をおさえることです。
風邪を引けば癌も治る
風邪をきっちり治せれば千の病気に対処する力がある。
いや、風邪を上手に経過させることができれば、まず難病を治せるといってもいい。癌が難しいといっても、風邪の難しさとは比べ物にはならない。
癌などでも風邪を引けば治ってくる。野口晴哉著 風邪の効用より引用
風邪の予防、治し方
秋から冬にかけての季節の変わり目に温かいスープや汁物を多く摂ると体のバランスがとれてきます。
風邪を引いたらお風呂はどうするのかという質問に対して野口氏は、入りたければ入ればいいし、嫌だったらやめたらいいと言いますが、体の働きを高めるため入浴することを薦めています。
風邪を引いたら、一般的にはたくさん食べて栄養をつけるるというのが教えられていることですが、食べる量を減らすこと。
体験と考察
あなたも風邪を引きそうな時というのは、なんとなくわかるものだと思います。
いつもより体感が違ったり、何らかの不調のサインが体に現れます。
私は風邪を引きそうになった時には、オレガノオイルを利用します。
そうすると、不調もおさまり、風邪を引かないのです。
いつも風邪を引く月があるのですが、オレガノオイルのおかげで風邪を引きません。
しかし、冬が去り、風邪を引かない月に風邪を引くようになってしまいました。
結局は風邪を先送りにしただけ、風邪を引く時は、オレガノを利用せずに素直に引いてしまえばいいと思った次第です。
これは私の体の問題と体感なので、他の人達とは当てはまらないかもしれません。
体の弾力という観点で見ていくと、体が硬くなっているから緩めるために風邪を引くのかと納得してしまいました。
最後に
風邪を引いている時は、とてもつらいですよね。
しかし、風邪と上手に付き合い、風邪を引くことによって強く生まれ変わるという意識でいたら、風邪も頼もしい存在になるかもしれませんね。
風邪を別の角度から考えてみると、前向きに風邪を引けますね。
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