以前、セッションをしていた際に、ある方からこう言われました。
「鈴木さん、運転者って小説をご存じですか?」
「鈴木さんは、まるで運転者みたいなことをしていますね」
その時の私は、正直意味がわかりませんでした。
運転者…?
何のことだろう。
そう思いながらも、気になってその本をブックマークしておきました。
そして後日、移動中にその本を読み始めました。
運のこと。
ご先祖様のこと。
誰かの幸せのために時間を使うこと。
人生は自分ひとりのものではないということ。
特に、こんな一節があります。
「運が劇的に変わる時、場というのが人生にはあります。
運は、いい・悪いで表現するものじゃない。
使う・貯めるで表現するものなんです。
先に貯めるがあって、ある程度貯まったら使うができる。
運は後払いです。」
まさにその通りだと、心から思いました。
人はよく、あの人は運がいい、なぜ自分だけうまくいかないのかと言います。
しかし本当は、見えないところで積み重ねてきたものがある。
誰かのために動いたこと。
見返りを求めず差し出した優しさ。
苦しい中でも腐らずに積んできた努力。
それらすべてが、運として積み立てられていく。
そして必要な時に、人生はそれを返してくれる。
またこの本には、
「あなたの人生は、あなただけのためにあるのではない」
「次の世代へバトンを渡すために生きている」
という、本質的なメッセージも描かれています。
ページをめくるたびに、涙が自然と溢れました。
電車の中だったため、150ページを超えたあたりで
「これは危険だ」と思い、一度本を閉じたほどです(笑)
それほどまでに、心の深い場所を揺さぶられました。
これまで数千冊の本を読んできましたが、間違いなくこの本は、人生で最も心を震わせた一冊です。
ありがたいことに、私と出会ったことで人生が大きく変わった方、奇跡のような出来事が起きた方、長年の不調が改善された方もいます。
しかし、私はその人を変えたわけではありません。
私はただ、きっかけを渡したに過ぎません。
変わると決め、行動したのはその人自身です。
それは、この小説に出てくる運転者も同じでした。
人の人生が動く瞬間に立ち会えること。
そのきっかけになれること。
それは、何にも代えがたい喜びです。
この本を読み終えた時、私は改めて思いました。
こんな生き方ができたらいい。
いや、こう在り続けたい。
もし今、
・人生がうまくいかない
・努力が報われない
・なぜ同じことを繰り返すのかわからない
・生きる意味を見失っている
そんな想いがあるなら、この一冊はきっと、あなたの心に何かを残してくれるはずです。
読むことで、人生の見え方が変わる。
そんな本です。














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