1年のはじまりと聞くと、多くの人は1月1日の「元旦」を思い浮かべます。
しかし、実は1年のはじまりは一度きりではありません。
1年には、気が大きく切り替わる節目が、4回存在します。
・12月22日前後 冬至
・1月1日 元旦
・2月4日 立春
・3月20日前後 春分
これらはすべて、「気」が切り替わる重要なポイントです。
その中でも、私が特に重要だと考えているのが冬至です。
筮竹を使った易占は、冬至を基準に行われます。
陰が極まり、ここから陽へと転じる。
冬至は、一年の流れが根本から切り替わる特別なタイミングなのです。
四柱推命や算命学では、2月4日の立春を一年の始まりと捉えます。
また、西洋占星術では春分を重視します。
いわゆる「宇宙元旦」と呼ばれているものですね。
このように、一年のはじまりは4回あるという見方ができます。
私は毎年、冬至の日に初詣へ行きます。
元日は人が多く、慌ただしくなりがちですが、冬至の日は静かで、自分自身と向き合いながら、ゆっくりと祈ることができます。
人生は、天の気と地の気が重なり合うときに、動き始めます。
人生のバイオリズムを理解していると、「なぜこの時期に、この出来事が起きたのか」
その意味が、少しずつ見えてくるようになります。
気の変わり目を知ることは、意識と行動を、主体的に選び直すことにつながります。
そして、その大きなきっかけとなるのが年が切り替わるタイミングです。
冬至が終わる前に以下のことをしておくのがおすすめです。
「現実・心・エネルギー・家系」の4つのポイントをお伝えします。
Contents
① 現実レベルでおすすめのこと(形あるもの)
《不要なものを手放す》
・使っていない服
・読み返さない紙類
・見てモヤっとする物
冬至は「陰が極まる日」
物を減らすことで、エネルギーの通り道が整います。
《今年の未完了を完了させる》
・返信していない連絡
・後回しにしていた支払い
・途中で止まっている手続き
「やり残し」は気を滞らせます。
完璧でなくていいので、区切りをつけることが大切です。
②心の整理としておすすめのこと(感情)
《今年1年を振り返る》
うまくいったことだけでなく
・苦しかったこと
・悔しかったこと
・許せなかったこと
も、ちゃんと見てあげてください。
《自分を責めた出来事を思い出す》
そしてこう問いかけます。
「それは、本当に私だけの問題だった?」
多くの場合、それは家系から引き継いだ役割や感情です。
③エネルギー的におすすめのこと(気の切り替え)
《体を温める》
・湯船に浸かる
・首・お腹・足首を冷やさない
・温かい食事を意識する
冬至は「陽が生まれる日」
体を温めることは、運気の土台づくりになります。
《静かな時間をつくる》
情報を入れすぎない
SNSを見すぎない
外を静かにすると、内側の声が聞こえやすくなります。
④家系の視点でおすすめのこと(とても大切)
《ご先祖に想いを向ける》
特別なことをしなくて大丈夫です。
心の中で、「ここまで命をつないでくれてありがとう」と伝えるだけで十分です。
《自分が背負ってきた役割に気づく》
・家族の調整役
・我慢する人
・強くあらねばならなかった人
それはあなたの性格ではなく、家系のバランスを取るための役割だったかもしれません。
冬至は、
「もうその役割を終えていい」
と、家系が教えてくれるタイミングでもあります。
何かを足すよりも、まずは静かに、内側を整えましょう。
そうして迎える冬至は、あなたの人生にとってとても意味のあるはじまりになります。













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