効率を求めれば求めるほど、不効率な出来事がやってくるのが真理なのであれば、コスパやタイパは無視した方がよいことになります。
例えば、人生において急ぐことばかり意識していると、何をするにも行動が早くなる傾向があります。目的地にできるだけ早く到着しようとします。
すると、どうなるか。
目的地の手前が混雑していて、最後で時間を取られてしまうことになるのです。
目的地まで普通に歩いている方と結局、時間は変わらない訳です。
これは、1日の中の点で見た話しにはなりますが、中長期的に見ても同じことになります。
中長期的にみると、例えば病気になったことにより、時間の帳尻合わせがくるということもあります。
病気の治療をしないといけないということで、時間を取られるわけです。
私は今年1月に3回ほど、2〜3時間の講座などの話しを聞くためだけに、往復5〜8時間移動に費やし話しを聞きにいきました。
その中にはZoomでも話しを聞けるものもあります。
Zoomであれは、数万円の交通費はかかりません。
人によっては、コスパやタイパが悪いと思うかもしれません。
なぜこのように現地まで足を運ぶのか。
例えば、講座が終わった後の懇親会では、講座では聞けないことも質問できたりしますよね。
情報価値は意外とこのようなところに隠されたりしています。
また、移動距離は運、発想、成長に比例するという言葉があるように、移動がもたらすエネルギーがあります。
セッションも対面でしかしていない理由は、覚悟というものがどれだけあるのかということです。
遠い方は、北海道や沖縄から受けにきてくれます。
遠方であればあるほど、交通費や移動時間がかかるため覚悟が必要になります。
それは、今の自分を変えたいという思いがあるからなのかもしれません。
コスパやタイパは、効率的かも知れませんが、中長期的に見たら損をしていると捉えることができると、あなたの日常生活の行動も変化していきます。
反転の中に真実があるように、コスパやタイパという効率の反転には非効率があるということです。
うさぎとかめは、スピードの遅いかめが勝利します。
非効率に生きる方が、効率的なのかもしれませんね。
たまには、コスパやタイパを無視することも考えてみてはどうでしょうか。
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