2017年6月頃から厚生労働省は、一般的な風邪の原因となるウイルスには抗生物質が効かないことから、「投与を行わないことを推奨する」と発表しました。

風邪薬は効かないというのは欧米では一般的で、病院に行っても風邪薬はほとんど出てきません。

それでは、今まで風邪を治すために飲んでいた風邪薬は一体何だったのでしょうか。

ここでは、風邪薬を使わずに風邪を治す方法を色々とご紹介していきます。

風邪は病気ではない

風邪は病気ではないと言われたら、おそらく多くの方が異を唱えると思います。

しかし、1962年に発売された野口晴哉氏の「風邪の効用」では、風邪は病気ではないと主張しています。

野口晴哉氏は野口整体の創始者で、整体をしている方で知らない人はいないと言われるほど著名です。

「風邪の効用」では、当時の風邪の傾向がまとめられています。

以下は、風邪の効用からの引用です。

風邪は病気ではなく、風邪自体が治療行為である。

 風邪をひいただけ体は丈夫になる。

健康な体というのは弾力があり伸び縮みに幅がある。

風邪を引くと、鈍い体が一応弾力を回復し緊張した疲労箇所が緩み弾力が回復していく。

例えば、血圧の高い人は、血圧が低くなる。血圧が低くなるといういうより血管に弾力性が生まれる。

血管の弾力性だけではなく、人間の体中、また心含めた人間全体の弾力性が失われないような生活にすれば突然倒れるとかという事はないわけです。もし硬くなっても風邪をひくと治ってしまう。

人間はだんだん弾力を失っては死ぬ。

野口晴哉著 風邪の効用より引用

 

風邪薬を使わずに風邪を治す方法

それでは、風邪薬を使わずに風邪を治す方法をご紹介していきます。

①エキナセア

エキナセアは、世界で最も人気の高いハーブとして知られています。

エキナセアは風邪やインフルエンザの初期段階で使用する優れたハーブです。

Lancet Infectious Diseases誌の掲載された14の研究では、一般的な風邪の発症の58%を抑えることができました。そして、風邪をひいている期間を1日半、早めることが示されました。

②ビタミンC

研究では、1,000mgのビタミンCを6時間おきに接種することで、風邪やインフルエンザの症状を和らげることが示されています。

ビタミンCが一番コスト的にもいいかもしれません。

私も風邪を引いたらビタミンCは必ず摂取します。

③白湯・水を多く飲む

水分を多く摂り、体内の菌を早く洗い流します。

私の場合は、風邪を引くとトイレの回数が自然に増えます。

そして白湯もしくは水に自然塩を加えて飲みます。

④何も食べない

風邪をひいたら栄養たっぷりなものを食べるということを聞きますが、何も食べないと風邪も早く治癒します。

犬や猫は、病気になったら何も食べずにじっとしています。

食べると内臓が休むことなく働くため、消化に力を取られてしまいます。

食べないことで、治癒力を高めることに繋がります。

⑤ビタミンD3

ビタミンD3は、風邪だけではなく多くの症状を緩和することができます。

日光浴をするだけで、ビタミンDは生成されるので日ごろから太陽を浴びる習慣をつけましょう。

⑥その他

風邪を治す方法はたくさんあるので、後は箇条書きにしていますので確認してください。

・亜鉛

・生姜湯

・にんにく

・オレガノオイル

・エルダーベリー

・マヌカハニー

・シナモン

・ターメリック

・チキンスープ

・ホーリーバジル

・キャッツクロー

・グレープフルーツシードエキス

・塩水、緑茶でうがい

・鼻うがい(塩水、重曹入り)

・お風呂に入る

紹介していきた方法は、人によって相性があるため何かあった場合はすぐに医師に相談するようにしてください。

アレルギー、妊娠中、小さなお子さん、持病のお持ちの方は、十分確認するようにしてください。